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2011年3月13日 (日)

虚像と実像の間

どうも私達は、このに本が「世界の物づくり大国」だと信じているらしい。

この高度経済成長期を通じて、物づくり大国だったことは確かだ。

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そのあり様は、日本の農業の大半を放棄し、

地方の商店街を崩壊させて輸出に精を出すことだった。

しかし、日本の成功は、昭和の終わりと共に限界に達した。

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そして、平成2年のあのバブル崩壊から既に二十年が経過した。

この間に、多くの製造業が安価な賃金を求めて去っていった。

結果として雇用と需要が減り、BRICS諸国などの隆盛をもたらした。

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世界の工場は海のかなたに去って、

物づくり大国の面影は次第に薄らいでいる。

かつて、世界の工場が英国から日米に移ったようにである。

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残念なのはその事実ではなくて、政府の錯覚なのだ。

政府は「雇用」を作ると連呼していたのに、

政権発足と同時にTPPと言い始めた。

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そうして、農業と工業を対立させる方向で議論を煽ってきた。

世界最大の農産物輸入国のこの日本の農業が、

工業製品の輸出にとって障害になるというのだ。

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あろうことか、米国の穀物メジャーの代弁を始めている。

経済産業大臣は先般の予算委員会で、

「国益にならないようなら、TPPに参加しない」し発言した。

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それは結構と言いたいが、そりゃ無責任ってもんだ。

TPPの内容と日本の現状分析もせずに、「開国」の幻想を振り撒いた。

国論を分裂させた挙句答弁に窮して「駄目なら止めます」だって。

今この国に必要なのは、地域に様々な価値ある産業を育てることなのだ。

その根っこを潰して何とする。

どうも私達は、とんでもない政府を戴いているようだ。

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