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2011年4月16日 (土)

末法と平等院

修学旅行で行ったことのあるあの10円玉のお寺だ。

それに一万円札の鳳凰も阿弥陀堂の大屋根のものだ。

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そもそもひの阿弥陀(鳳凰)堂は、藤原道長の極楽浄土思想が生み出した。

阿弥陀堂は、1053年に建てられている。

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釈迦が入滅して2001年目に当たる年だ。

つまり仏教が形骸化してしまう末法の時代に突入する年だ。

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その末法の時代を救うのは阿弥陀仏の極楽浄土の教えしかない。

その危機意識の中で、この平等院が建立されたと言うことになる。

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藤原一族の栄華の極みと言ってしまえばそれまでだが、

天女が舞い九体の阿弥陀仏が降臨する極楽が描かれる。

世間は血なまぐさい戦乱と反乱が続く。

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その正に末法の時代をよそに、彼ら権力者の欲深な浄土希求だったのかどうか。

いずれにしても、それからほぼ千年を経て残った阿弥陀堂である。

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阿字池越しにお堂を眺めると、何故か寂寥感を漂わせている。

それは恐らく、お堂の両側の柱部分に大きな空間があるからだろう。

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かつて修学旅行で訪れてから、もう半世紀が過ぎ去っている。

その間に、この国の経済も人々の考え方も随分変わった。

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言うならば、東京都知事の言うように金権亡者と節度の無い国になった。

政府が金を配ると言えば、それになびく愚民がいる。

はたせるかな、国土も国益も考えないで行動する政府の存在がある。

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ハルマゲドンを思わせる震災にも、保身と政治主導の真似事が続く。

この国は、本当に末法の時代に突入したのかも知れん。

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