« 功利の文化 | トップページ | 大泥棒 »

2011年6月 1日 (水)

天人合一

中医営養学のさわりを伺う機会があった。

遠来人の会の例会でのことである。

Cimg3995

中医営養学は中国伝統の薬膳につながるのだが、

私はその前提としての天人合一思想と健康に関心を持った。

先ずは、営養とは食べることから排泄まで体を営むことなのだそうだ。

Cimg3947

もちろん西洋医学で言う栄養とは観点がまるっきり違っている。

それは人間も自然界の一部であって、

その自然の摂理に沿って生きる天人合一思想に由来する。

Cimg4018

そもそも自然の一部である人間の病気は、

内臓もしくは精神のバランスを失うことから引き起こされる。

つまり病気の原因は、自分の体の内部にあるとする。

Cimg3898

だから暴飲暴食や気候の変化への対応、精神の屈折など、

バランスを崩すに至った原因は自分の中に見出せると説く。

そして、弩・喜・思・憂・悲・恐・驚の七情を程よく保てと教える。

Cimg3860

程ほどの怒りも悲しみも驚きも、常に持ち合わせることが大切なのだそうだ。

精神の闊達な働きを維持しろと言うあたり、かなりの説得力を持つ。

思えば恐怖も悲しみも知っているからこそ、暴走が抑止されるのだろう。

Cimg3675

私たちは余りに自己中心のままに物事に向かいがちだ。

やがて何時かは自然に帰るのだし、

平素から天人合一を心がけてみるのもよかろう。

|

« 功利の文化 | トップページ | 大泥棒 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 天人合一:

« 功利の文化 | トップページ | 大泥棒 »