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2011年6月16日 (木)

一生一別

人生最大の不思議は出会いだという。

オギャーと生まれてこのかた家族との出会いに始まって、

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人や本やTVなど、多くのドラマと出会いながら人生の旅をする。

そしてその出会いの度に、自分の人生が少しずつ変化していく。

人には「あの人と出会わなかったら…」ってことが必ずある。

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そういう意味で、出会いは不思議なドラマなのだ。

第二の職場を今月で辞することになった。

それで送別の会を開いていただき、この「一生一別」の言葉を思い出した。

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「一生一別 再び見え難し…」は、空海の書き残した言葉だ。

空海は留学僧として唐に渡る。

そして長安の西明寺で恵果から真言密教の秘儀を全て譲り受けて帰国の途につく。

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その折、長安城の郊外まで数千の人々が見送ったという。

空海は、再び見えることの無い人々との別れを「一生一別」と印象したのだ。

もちろん空海は、長安で得られた密教世界をこの国で花開かせる。

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そして京都の東寺を始め高野山の堂塔は、長安の世界を再現したものと言われている。

長安での2年余の間の出会いが弘法大師空海の基礎となったのだし、

殊に恵果との意気投合は歴史的出来事にすらなった。

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出会いこそが人生なのだ。

もちろん私にとっても、お一人おひとりとの出会いが掛け替えのないものだ。

「一鳥声あり 人心あり」(空海)

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