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2011年7月 4日 (月)

びゅうお

沼津港の湾入部に巨大な水門がある。

それが大型展望水門びゅおだ。

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平成16年に港周辺部の9,000人を津波から守るために作られた。

地上30m には展望回廊が設けられていて、360度の展望が楽しめる。

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作られた当時と言ってもつい最近だが、大きな安心を地域に広げた。

巨費を投じて造られた水門は幅40m、重量406tと日本最大級だ。

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しかし、東日本大震災以降一気にその信頼度は薄らいでしまった。

と言うのも水門の高さが9.3mで水深が4.3mだから、

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津波は5mまでなら防ぐことができる。

この地域の第三次被害想定では津波は4mとされていた。

確かに津波がその程度で収まってくれるならそれで良かろう。

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でもここは駿河湾の最深部近くなのだ。

果たして4mで収まるだろうかと、今では多くの人が考え始めている。

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50億円もの巨費を投じてもこの程度の防災なのである。

この島国の防潮堤を完璧なものにすることなど、気の遠くなるような話になってしまう。

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地震の揺れを防げないのと同様に、

津波の侵入は防げないと考えるべきなのかもしれない。

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ひゅうおの望楼から眺めおろせば、陸地は海よりもはるかに脆弱だ。

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コメント

山草人さま、地域の歴史に書物、寺の古文書類に150年前の安政の際の記録は、残っていませんか?
 豊橋では、安政もですが、東南海で被害が大きいことが、記録されています。
 私の家は、海抜55m程ですが、海までは、直線で500m程です。
 今は、専業農家率が高いですが、昔は、半農半漁の村です。
 海屋敷では、19年の東南海地震でも床上浸水をしている家があるようです。
 被害を受けた家は、家を海から離しており、私の家の近所の年配者も19年の記憶を留める人は、余りにも幼少の為、記憶に残っていませんが、19年の際に、既に成人していた年寄りには、私の家も逃げるべき場所だと言われています。

 そのことからも市の作成するハザードマップや津波想定は、甘いと言えます。
 津波の高さと実際駆け上がる水の高さには、かなりの違いも有るようです。
 今回東北でも、震源地に近い沿岸部の津波の一波は、30分と掛りません。

 高さの無い場所には、避難塔のようなものが必要と動き出した三重県の市も有るように聞きます。

投稿: ひろ | 2011年7月 6日 (水) 00時34分

沼津いいとこマラニックでびゅうおがチェックポイントになります。
8/28の下見マラニック参加しますか?

投稿: ヒロボー | 2011年7月 8日 (金) 11時27分

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