庄屋の一人息子と遅胡麻
昔の人は、良く道理を言い当てていた。
とは言え、こんな言葉の意味を今時誰も知るまい。
何事にも恵まれた庄屋の一人息子は甘やかされて育つ。
結果として大抵は人並みの人間にならない。
一方植物の胡麻は長日性の植物である。
播き時を遅れると花芽を付ける頃に立秋を迎えてしまって、
葉ばかりながら実を着けることがない。
要するに物の役に立たない事を並立させたのだ。
豊かな時代の少子化は、この道理で行くと遅胡麻になる。
おまけに子供手当などと調子付いていると、年金世代もうかうかできない。
屋敷ごと身代を潰されてしまいかねないからだ。
ゆめゆめ年金に依存してはなるまいが、
そうせずに生きる術があるのかどうか?
話は変わるが、私はオクラを数百本育てている。
今年の春の天候かどうか、苗の成長がすこぶる悪かった。
それで何度も播き直しをして、最後の方では随分遅くなってしまった。
晴天に恵まれて図体は随分大きくなった。
しかしながら、一向に花を咲かせない。
側枝から出てくるのは脇芽ばかり。
オクラも遅胡麻と同じだったのだ。
はてさて、少子化世代に花が咲くのかどうか?
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コメント
そうなんですね。
以前、オクラは、上手く出来ましたが、今年のオクラは、葉ばかり大きくて実が付きません。
今頃ようやく、付き出しました。
野菜を育てる事って子育てに引用出来るものですね。
麦なんかは、踏まないと芽が出ないとか、時期を誤ると成長に影響しますね。
年を取って踏まれ立って捻くれない人格は、成長します。
人間は自分次第で、成長します。
我が家は、二人の子供しか作りませんでしたので、少子問題に付いて、強く言えません。
価値観の多様性や女性の社会進出のお陰で、少子化は、進んだと思います。
私は、女性の価値観にあると思います。
子供を沢山生む事や育てる事が、女性の幸せに繋がらないと言う事です。
勿論男性にも問題があるでしょう。
女性本来の本能をくすぐる男性の魅力です。
この人の子供を産みたいとする。女性本能の発生が少ないのだろうと思います。
国とか社会にも責任があるでしょうが、社会保障よりも、男の育児や家事互助が無ければ、子供を安心して育てられないと思います。
動物なら鳥類は、子育ては、雄雌が分担して行うのが基本です。
類人猿は、雄が、守りま要めです。
そして子供達は、競争社会で育てます。
山草人さまの言われるように、動物や植物にヒントが有りそですね。
投稿: ひろ | 2011年8月12日 (金) 20時52分