« 人生の今 | トップページ | 親子の帳尻 »

2011年8月12日 (金)

庄屋の一人息子と遅胡麻

昔の人は、良く道理を言い当てていた。

とは言え、こんな言葉の意味を今時誰も知るまい。

Dscf2139

何事にも恵まれた庄屋の一人息子は甘やかされて育つ。

結果として大抵は人並みの人間にならない。

一方植物の胡麻は長日性の植物である。

Dscf2145

播き時を遅れると花芽を付ける頃に立秋を迎えてしまって、

葉ばかりながら実を着けることがない。

要するに物の役に立たない事を並立させたのだ。

Dscf2138

豊かな時代の少子化は、この道理で行くと遅胡麻になる。

おまけに子供手当などと調子付いていると、年金世代もうかうかできない。

屋敷ごと身代を潰されてしまいかねないからだ。

Dscf2065

ゆめゆめ年金に依存してはなるまいが、

そうせずに生きる術があるのかどうか?

話は変わるが、私はオクラを数百本育てている。

Dscf2016

今年の春の天候かどうか、苗の成長がすこぶる悪かった。

それで何度も播き直しをして、最後の方では随分遅くなってしまった。

晴天に恵まれて図体は随分大きくなった。

Dscf2061

しかしながら、一向に花を咲かせない。

側枝から出てくるのは脇芽ばかり。

オクラも遅胡麻と同じだったのだ。

Dscf2026

はてさて、少子化世代に花が咲くのかどうか?

|

« 人生の今 | トップページ | 親子の帳尻 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

 そうなんですね。
以前、オクラは、上手く出来ましたが、今年のオクラは、葉ばかり大きくて実が付きません。
 今頃ようやく、付き出しました。
野菜を育てる事って子育てに引用出来るものですね。
 麦なんかは、踏まないと芽が出ないとか、時期を誤ると成長に影響しますね。

 年を取って踏まれ立って捻くれない人格は、成長します。
 人間は自分次第で、成長します。

 我が家は、二人の子供しか作りませんでしたので、少子問題に付いて、強く言えません。
 価値観の多様性や女性の社会進出のお陰で、少子化は、進んだと思います。
 私は、女性の価値観にあると思います。
子供を沢山生む事や育てる事が、女性の幸せに繋がらないと言う事です。
 勿論男性にも問題があるでしょう。
女性本来の本能をくすぐる男性の魅力です。
 この人の子供を産みたいとする。女性本能の発生が少ないのだろうと思います。
 国とか社会にも責任があるでしょうが、社会保障よりも、男の育児や家事互助が無ければ、子供を安心して育てられないと思います。
 動物なら鳥類は、子育ては、雄雌が分担して行うのが基本です。
 類人猿は、雄が、守りま要めです。
 そして子供達は、競争社会で育てます。
 
 山草人さまの言われるように、動物や植物にヒントが有りそですね。

投稿: ひろ | 2011年8月12日 (金) 20時52分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 庄屋の一人息子と遅胡麻:

« 人生の今 | トップページ | 親子の帳尻 »