さても人生!
人は、生きるか死ぬかの刹那には人生なんて考えない。
満ち足りてホッと一息ついている時に、そんな所に迷いが入り込む。
先日ある人から「何の不足もないけれど、時々空しさに襲われる」
「日時は流れていくけど、楽しい時ってどんな時? 」と聞かれた。
はて時の流れに身を任せている私のことだ。
どんな時を楽しんでいるのかしばし戸惑ってしまった。
それで「そりゃ、日常の今を楽しむことだなっ」て思った。
それで「私が生きてるって感じるのは、朝日の登る中でオクラを収穫すること」
「それからブドウの収穫かなっ!」て答えた。
人生が面白いか否かは、目的に向かって歩いているかどうかで決まる。
目的の不鮮明な人は、何をやっても面白くはならない。
ところが些細な「オクラを育てる」ことだって目的になる。
苗を育て畑を調整し、畝立をして花が咲き、やがて収穫を迎える。
たかがオクラである。
そのオクラですら、毎朝私にメッセージを伝えてくれるのだ。
葡萄は、なかなかうまく育たない。
苦労に苦労を重ねて、もうどうでも良いと思うことだってある。
それでも収穫期を迎えれば、それまでのあれこれは忘れて素直に喜べる。
人生はね、何を目指すのか次第だろうな。
その何は、なにも大業に構える必要なんてない。
失敗したって落ち込むことはない、またやり直しゃいいんだから。
ただ、自分に正直に向かい合っているかどうかだと思う。
皆さん、今あなたの心に何を育てていますか?
さても、人生は面白いのだ。
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