間違いの民主主義
民主主義って素晴らしいと思ってきた。
だけど最近、ちょつと違うんじゃないかと思っている。
民主主義がこの国のテーゼになるのは、戦後のGHQの統治下でのことだ。
当時、民主主義革命なるものが一世を風靡した。
そして、戦勝国米国から与えられた最大の福音がこの民主主義だった。
アメリカは民主主義だから素晴らしいと思ってきた。
しかしどうも米国のデモクラシーと日本の民主主義は違う。
デモクラシーとは、ギリシャ語のデーモス(民)クラティア(力)に由来するらしい。
それなら「民力」とでも訳すべきだった。
翻訳者が誰なのか不明だが、それを民主主義と訳してしまった。
それで日本人はこの民主主義を「自分中心主義」と理解したようだ。
そして高度経済成長と相俟って、その勝手主義がまかり通ってきてしまった。
米国のデモクラシーは、個人の自立と互助だ。
一人一人が確固として立って、困った人が居れば当然手を差し伸べる。
福祉活動は、米国市民の義務なのだ。
翻って、この日本の国はどうだろうか。
福祉ってのは行政の仕事だと決め付けてこなかったろうか。
低成長に超高齢化社会で、税金による福祉は無理がある。
増税ではなくて、一人一人の行動で福祉を賄うべきなのだ。
民主主義を排して、自立互助主義を標榜すべきだな。
政党も民主党なんかじゃなくて、自立互助党がよかろう。
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