« 丹後の夕日 | トップページ | 嵐 »

2011年9月21日 (水)

私の玉手箱

丹後半島は浦嶋児(浦島太郎)の所縁の地だ。

浦島神社には玉手箱が祭られているし、墳墓も残っている。

Dscf2278

もともと浦島の物語は、丹後風土記をもとに作られた。

だけど、この物語は少し変だね。

苛められている亀を助けた浦島は、亀の誘いのままに竜宮城に行く。

Dscf2279

そこではタイやヒラメの舞い踊り、あら面白やで光陰矢のごとし、

土産の玉手箱を開ければたちまち現実にタイムスリップ。

善行が、考えようによっては仇になる物語だ。

Dscf2280

江戸期の物語作者は、一体全体何を伝えたかったのか?

私は、秘密は玉手箱の中身にあると思っている。

玉手箱は乙姫様から貰うものじゃなくて自分で貯めるものなのだ。

Dscf2281

汗もかかずに手に入れたものは泡沫のように消えていく。

せっせと働いて、知識も愛もセンスも磨いて玉手箱に収める。

そいつを世のため人のため皆に振る舞うのが人生なのさ。

Dscf2273

実は本当の浦嶋児の人生は、波瀾万丈な著名人だったと思う。

丹後の豪族浦氏のもとに大和朝廷から遣唐使になってくれとの要請が来る。

彼は亀の背を割る亀甲占いをして、その結果唐への船に乗る。

Dscf2272

辿り着いた唐の都は世にも珍しい国際都市で、国賓として大いに持て成しが続く。

やっとのことで帰りの船便が出来たのは、何十年か後であったはずだ。

当然年老いたはずだし、故郷に帰っても景色は随分変わっていたろう。

Dscf2267

ただしかし、浦が持ち帰った玉手箱には「稲作全書」が入っていたはずだ。

彼は唐から稲作改良技術を持ち帰って、全国を歩いてその普及に努める。

浦島神社が全国に散らばっているのは、その普及指導の所以ではないか。

はてさて、ずう~っと人生やってきた皆さん、あなたの玉手箱の中に何が入っています?

|

« 丹後の夕日 | トップページ | 嵐 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 私の玉手箱:

« 丹後の夕日 | トップページ | 嵐 »