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2011年9月19日 (月)

完全燃焼の丹後

丹後は、古代の大陸からの玄関口として、奈良や京都を涵養した地だろう。

間人は聖徳太子母子が蘇我と物部の騒乱を避けた地だし、Dscf2249

浦嶋児(浦島太郎)の在所だ。

それに海に浮かぶ伊根の舟屋群は日本唯一の奇観だろう。Dscf2253

天橋立を始めとして、網野の銚子山古墳(日本海側最大の前方後円墳)や、

小野小町、与謝蕪村、細川ガラシャ、静御前のゆかりの地でもある。Dscf2256

もちろんその自然風光だって三陸海岸ジオパークになっている。

その歴史と景勝の地を自分の足で味わいながら巡るのだ。Dscf2257

ともあれ、この丹後半島の一角を100km走るのが今回の大会だ。

朝未だ暗い4時30分、約1500人のランナーがアミティー丹後をスタートする。Dscf2258

台風14号の影響で湿度は高く、生暖かい風が吹いている。

それでも海岸沿いの七竜峠から久美浜湾にかけて1km/6,5分ペースの快調な走りである。Dscf2259

ただ猛烈な汗で2.5km毎のエイドではコップ二杯の水を必ず飲んだ。

それでも喉が渇くが、これまでの練習の成果を確認しつつ楽しみながら走った。Dscf2260

折角100kmも走るんだから、沿道のことごとくを楽しもうと言う勢いなのだ。

それで51k地点の丹後味わいの郷には、11時10分前には着いてしまった。Dscf2262

例年よりもゆうに1時間は早いのだ。

「こりゃ、12時間代でゴールできるぞ」とこの時は確信した。Dscf2265

だが今回は台風2号の災害でコースが大幅に変更になっていた。

碇高原が通れないために、迂回路として三つの峠を越さなければならない。Dscf2266

標高200m前後の峠なのだが、それを登ったり下ったり、精神的にも大変なダメージだ。

今回はその峠を見上げてうんざりしてリタイアしたランナーも多かった。

Dscf2274

「門限に 越すに越されぬ 三連峠  なつかしきかな 碇高原」

しかし私は、1時間の貯金が利いた。Dscf2275

何度も何度も頭から水をかぶって暑さを凌ぎつつ、

とうとう三つの峠をクリアーしてしまった。

Dscf2276

ともかくもその貯金を使いながら、この過酷な難コースを完走することが出来たのだ。

13時間40分のゴールタイムで、14時間の制限時間まで20分しか残っていなかった。

Dscf2277

しかしまあ1年半ぶりの完走であり、今回の達成感には一際感慨があった。

後半は時間に追われたけど、この一日を思い残すことなく楽しめたのだ。

Dscf2278

走った後は、もう美酒が待つのみである。

と言う訳で、悔いのない素晴らしい人生の一日であった。

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コメント

一年半ぶりの完走
 おめでとうございます。

今年は夏からチカラが入った練習を見ておりましたが、その成果が微笑んだと思います。
何としても完走したい
その思いの深さが、覚悟が・・・

100㌔は厳しい
今の自分は完走する自信はありません。

一年半ぶりの完走に
 乾杯します。

投稿: ヒロボー | 2011年9月20日 (火) 10時13分

 山草人様、完走おめでとうございます。
とても憧れます。 格好良いです。
 
 半月板を取った私でもウルトラマラソンできるでしょうか?

挑戦って素晴らしいですね。

そう・・女性と写るときは、少しにやけた方がいいですよ。
・・・って言うか硬過ぎ・・。
 嬉しさを表現して下さい。

 ともあれ、乾杯!!

投稿: ひろ | 2011年9月20日 (火) 12時56分

山草人さま。
丹後完走、おめでとうございます!
まだまだ「年」を言い訳にはできませんね~。
ご一緒に乾杯できず、残念でしたが、
またどこかで、祝杯をあげましょ~。

投稿: あだち。 | 2011年9月20日 (火) 23時36分

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