« 敬老の行方 | トップページ | 吐月峰 »

2011年9月12日 (月)

治安の担い手

レンブラントの代表的作品に「夜警」がある。

オランダの街の各層の人たちが防犯パトロールに出かける風景だ。

Cimg4744

この日本にも昭和30年頃までは、どこにも夜警と言うのがあった。

村の青年達が毎夜夜警小屋に詰めて、数人ずつ「火の用心」などと呼ばわったのだ。

小さかった子供心に、そんな親父の大人の世界を見上げるような思いで見ていた。

Cimg4745

やがて時が移り、防犯は警察の専売となった。

厄介なことは全て警察や役所に片付けさせるのが常識になったのだ。

だけど今になって、そのコストや効率から維持できないことが分かってきた。

Cimg4746

防犯であれ防災・福祉であれ、基本は地域のことは地域でやる時代になっている。

もちろん暴力的なことや専門的なことはプロに委ねるにしても、

ベースとなる部分は住民自らが作り出すしかない。

Cimg4747

私の街の自治会連合会が防犯と取り組んで6年になる。

この間各地に「○×安全会議」を設立して、子供の見守りや防犯パトロールに取り組んできた。

その成果もあって犯罪発生件数はH18年の1,936件からH22年には1,485件に減った。

Cimg4748

ゼロにはできないにしても、地域の防犯意識を高める効果は大きかった。

江戸の昔だって、治安はそこに住む人々が自ら守ってきた。

不審者が入り込めば、鎌や鍬を持って村人が対峙したのだ。

Cimg4749

そしてその行動を支えたのは地域の濃密なコミュニティーだった。

つまり共同体意識だ。

今この国に問われているのは、「空気と安全はタダ」とする無責任意識だ。

「俺の事じゃない !」が、この国を勝手放題な駄目な国にしている。

口先だけじゃ、何も変わらんのだ。

|

« 敬老の行方 | トップページ | 吐月峰 »

地方自治」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 治安の担い手:

« 敬老の行方 | トップページ | 吐月峰 »