本音の福祉
人間の社会も、基本的には弱肉強食なんだろう。
福祉には総論では反対しないけど、具体的に事には与しない。
それが大方の日本人の態度だろう。
若い人の中には、福祉そのものに異論を持つ人も多い。
人によって「ハンディキャップ」があるのが当然だろうと言う訳だ。
人は誰でも自分の体温を基準にその温かさを感じる。
健常者にすれば、不自由な体の人や高齢者のことなど構っていられない。
それは行政機関の仕事だろうと考えている。
今日は私の街の「ふれあいまつり」があった。
社会福祉協議会や民生委員、保健委員、老人会などの主催する集いだ。
さても、バザーなどで沢山の人が集まるのは結構だ。
そこにかかわって活動すれば一定の達成感も得られるだろう。
だが一方で、「これで何が実現できるのだろうか?」とも考えていた。
既に四人に一人が65歳以上の時代に突入している。
これから誰もが元気な高齢者でいられるとは限らない。
高齢者サロンなどで精一杯元気に切磋琢磨してもらう他ない。
でもそれとて、支援の手が必要になる。
誰もが、弱者をサポートし合う優しい社会こそが必要なのだ。
TPPのように、弱者を作り出す政策に与してはなるまい。
建前の福祉など、何の役にも立たないのだ。
| 固定リンク
コメント