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2011年11月26日 (土)

郷土深堀

時の流れは打寄せる波のように、その時代に生きた人々の足跡を消し去っていく。

そう、中村和三郎という一人の男もその郷土ですら忘れられていた。

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彼の活躍の舞台は、あの森の石松で知られた遠州森町であった。

遠州の小京都と呼ばれたその田舎から、全国に影響を及ぼしていく。

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明治29年、帝国農家一致協会を設立、農業研究誌「農談」を発行。

当時会員2万2千人、発行部数11万部にも達していた。

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農業の改良が確実に生活を豊かにする道だったし、

そのために必要な情報は引っ張りだこだったのたろう。

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協会はやがて本拠を東京に移すのだが、

その事務所は私立周知農林学校として現代に引き継がれていく。

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13回目を迎えた「森町町並みと蔵展」の今日、和三郎を語る講演会が開かれた。

話を伺って、和三郎もこの地域の宮沢健二だったのだと思った。

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今では田舎になってしまったこの町を深堀する実行委員会。

町並みと蔵を考えることから、この地域で生きた人々にも焦点を当て始めている。

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その過程で和三郎の活躍が掘り出されてきたのだ。

古きに思いを致すことは、現在を考えることにも繋がる。

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今この町は大規模なレタスやスイートコーンの経営、そして次郎柿の先進地だ。

面白くて魅力的な人材も一杯輩出している。

農業を基盤とした田舎町だが、多くの人々が必死で街を支えている。

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こんなに良い街を、弱肉強食のTPPで破壊してはなるまい。

米国の陰の部分を、この日本が引き受けてはならない。

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