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2011年12月 3日 (土)

百姓のチカラ

顧問になってくれと言われて断っていたのだが、遂に承諾することになった。

そのNPO法人 浜松百姓のチカラの設立総会が昨日開かれた。

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結集したメンバーは、法人化した農企業が殆どで若い人達が集まった。

第一次産業の関係者が少なくなったことを幸いに、TPPなどと圧迫される一方だ。

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それて゛、もう我慢がならない。

力を結集して、販売先の確保も含め共同戦線を張ろうという趣旨のNPOだ。

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思えばあの最悪の管前首相以降、東京発の情報にもみくちゃにされている。

このままでは、自分の経営も地域も荒れ果てるという危機感は当然なことだろう。

TPPに関しては、あまりにも嘘のプロパガンダが多い。Cimg5393

それを誰が流しているかを考えなくてはならない。

そして、その嘘を暴かなくてはならないだろう。

その第一は、この21世紀がこれまでの様なアメリカの世紀なのかどうか。Cimg5394

米国のブロック経済に組み込まれることで失うものの大きさを考えたい。

第二に、TPPは輸出促進には何の効果もないという事実だ。Cimg5395

為替レートの変化の方がはるかに巨大な力を持っているからだ。

日本の輸出入でヘッジされている関税は、第一次産品を除けばほんの数パーセントにすぎない。

既に世界で最も開放された市場になっている。Cimg5397

そしてその円高は、ドル危機を起因として引き起こされているのだ。

第三に、アジアの成長を取り込むというのも嘘だ。

アジア最大の成長大国は中国だが、既に対TPPの構築を模索している。Cimg5406

この日本の政府と経済界は、農業を売り渡す代償に何を得ようというのだろうか。

単に閉塞感を糊塗する政治ゲームだと思っているとしたら、

まさに平成の壊国に向かって真っ逆さまに落ちていくだけだ。

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現実の問題が露呈してくるのはこれからだが、

国論を二分する深刻な対立に発展するのは間違いない。

だからと言って、企業化した農業者がめげている訳にはいかないのだ。

私に何が出来るかは別として、精一杯この現実と向き合っていくつもりだ。

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農業」カテゴリの記事

コメント

NPO法人、浜松百姓の力、設立おめでとう御座います。私、浜松地区には多くの農家の衆と知り合いですが、皆さん先進的で、マイナス思考の無い、意欲的な娑婆の広い衆です。TPPの始まっていない現在でも浜松地区は先進性という点で日本一です。  ヴェトナムの藪の中より     藤城孝久

投稿: 俗名ふじしろ乃たかひさ | 2011年12月 3日 (土) 21時27分

 一つのNPO設立事務手続を一人で実施し、そのNPOの監事を6年間務めてきた者として、お祝いと激励の気持を込めて、コメントさせて頂きます。

 「設立総会を終了した」とのことですが、一般にその後の申請手続に手間取るようです。それで行政書士に依頼するのですが、30万円~50万円を要求されて、それでも行政書士はシブルと聞いています。山草人さんのことですから、手続が大変なことは既に熟知していると思いますが、念のために記しておきます。若者達が安易に考えていたら、諭して頂けると道が拓けると思います。若者達が安易に考えて折衝を続けていると、容易に「若者達がキレて申請受付窓口を罵倒するだけでプロジェクトは空中分解する」ものです。それがボランティア集団の難しさ悲しさ、と認識しています。

 ブログの趣旨からすると、NPOの種類は「経済活動の活性化を図る活動」以外に適当な項目が見当たりません。「農業」という言葉が入った項目が無いので、申請時に工夫が必要ではないでしょうか。(なお、私が携わったNPOの種類は「保健、医療又は福祉の増進を図る活動」でした。)
 「顧問」という役職に違和感を感じています。役員には「理事」と「監事」の二種類のみではないでしょうか。(「顧問」の名称を追加するのは至難と思います。)その上で、「理事」の中から理事長と副理事長を選任するのが普通ですから「顧問」も「理事」から選任せざるをえないと思われます。今後、申請の段階で、折衝担当者から山草人さんに「理事になってください」との要請がありましたら、快く引受けられるよう期待しています。
 若い人達が中心のようですから、行政との折衝に自信が無く、山草人さんに「顧問」を要請したと推察しています。一般的に考えれば行政のOBに依存したくなるのは当然のことでしょう。(私も最初は行政OBの行政書士をアテにしたのです。)
 是非とも、若者達の力になって頂けるよう熱望しています。
 なお、私も申請に協力して若者達に成功体験を味わわせたいところですが、遠方なので直接協力は無理です。今迄の経験で、素人の助言ならできると思います。必要でしたらメールをください。

投稿: 米山 | 2011年12月 7日 (水) 09時27分

 貴重なご意見ありがとうございました。

 でも、彼らに寸分の抜かりもありません。

 それに私の場合単なる顧問で、要するに儲かるための知恵を出せと求められているのです。
 ちなみに顧問は2名の大学教授と私です。

                山草人

投稿: 山草人 | 2011年12月 7日 (水) 20時48分

 大学教授と同じ顧問に就任される栄誉に、心よりお祝い申し上げます。しかし、山草人さんのNPOに対する取り組み方は「甘過ぎる」ようで心配です。私が知る「NPOの失敗例」と、「これから設立しようとするNPOの揺籃例」をご紹介した後で、私が甘いと心配する事柄を具体的にご指摘させて頂きます。
 失敗例です。6年程前のことです。私が応援している市会議員がNPOを設立し理事長に就任しました。市会議員は行政書士の資格を有し、サポートする市役所OBの理事も行政書士です。申請に抜かりのあるわけがなく認可されました。彼等の夢実現に向けて順調なスタートでした。しかし、6年間というもの全く実績が無かったとのことです。いずれ清算せざるを得ないでしょう。会費だけは集まっているようですから、清算の公示費用に10万円程度を支出し、残金は国庫に帰属することになります。
 外形上の精緻さと現場の成果は必ずしも一致しない悲劇です。

 昨日は逗子に行き、NPO設立に情熱を燃やす、83歳の老人と会いました。ロータリークラブの地区委員長のようです。 11月12日に横浜の飲み屋で偶然に同席し、我々のNPO資料を参考に送ったのが縁です。 12月3日、逗子の寿司屋で関係者による集会があるということで、お呼ばれしました。私は「NPOの利益・不利益」を説明し、質問を受けました。83歳の老人が作成・配布した資料と、彼が手元ファイルから抜いて頂いた資料で、私は全容を掴むことができました。そこで、勝手に定款等の案を作って私的に県の担当者(係長)と面談しました。その結果を昨日の寿司屋で報告と共に、情報交換したのでした。 今後は、1月に原案を作成し県の窓口に預け、県内部で精査した結果を受け正式議案を作成します。 2月に設立総会を開催し、県に正式申請となるでしょう。県で2ヶ月の縦覧を経て、6月頃には認可されると思います。おそらく最短時間と最小の労力で済むハズです。また運営も容易と考えます。というのは任意団体として3年程度の実績があるからです。支えるボランティアも充実しているのです。

 山草人さんたちの「販売先の確保も含め共同戦線を張ろうという趣旨のNPO」ということは営利を求めるハズです。ところが、NPOというのは「非営利活動法人」です。勿論、派生的には営利事業」も認められていますが、本業とすることはできません。県の窓口をどう説得するのでしょうか。
 農業の共同戦線となれば、「農協」を思い浮かべます。農協にも販売があります。競合するでしょう。県の窓口を通ったとしても、住民に「縦覧」の際に農協から異議が出て当然です。今から対応策を講じておくべきでしょう。
 このNPO趣旨からして「儲け」が最大の事業課題でしょう。それを安易に顧問に預け、顧問も「単なる顧問で要するに儲かるための知恵を出せ」と安易に受けるのですから、理解に苦しみます。「儲けるため」に如何に民間が苦労しているか全くご存じないようですね。
 なお、ついでに、NPOに顧問を設ける事例はあると県の担当者から聞きました。定款第20条の職員に入れるか、別に内規を定める方法があるようです。前回・7日のコメントで困難と記述しました。お詫びして撤回します。
 また、ご指摘した問題点に関して、打開策の議論をお望みでしたら、応じるつもりです。誰にせよ、失敗は無い方が良いのです。

投稿: 米山 | 2011年12月18日 (日) 08時36分

 米山さんは、探究心が旺盛で何でもご存じなんですね。それに、涙の出るほど嬉しいご助言をありがとうございます。

 しかし、NPOは既に出来ていますし、より有益な情報を作り出すことで百姓の皆の力を増やしていこうと言うことで、勿論NPOが金を儲けようなんて考えていません。

 それから私自身、某国立大学法人の客員教授でして・・・顧問が栄誉なのかどうか?
山草人

投稿: 山草人 | 2011年12月18日 (日) 19時54分

 山草人様

 山草人さんが、「某国立大学法人の客員教授」とは知らずに大変に失礼しました。ところで、客員教授の「専門分野」、「講座名称」and/or「研究テーマ」は何でしょうか? 差し支えないと思いますのでお知らせください。何かの折に関連する事項でご教授をお願いしたいと考えます。

 私は探究心が特段に旺盛でもありません。今迄に遭遇した事柄に対し、愚直に愚鈍に行動し現場で得た知識です。ですから、網羅してないし、間違いも沢山あります。だからこそ、皆様とご一緒にお互いの経験・智恵を出し合い議論し共有したいのです。

 NPOの件ですが、私は12月2日に設立総会を行ったNPOが既に出来ている、つまり設立認可を受けているとは信じられません。静岡と神奈川の違いなのでしょうか? 神奈川のケースのみを知る私としては、カッコを追加して「(関連する/同種の)NPOは既に出来ている。(今回は)より有益な情報を作り出し(発信する)ことで、百姓の力を増やしていこう(とするNPOを新設する予定である。)」という形でしか理解しかできません。誤っていたらご教授ください。

 前回のコメントで事例をご紹介させて頂きましたが、山草人さんに具体的な形でご質問したいのと、もう一つはNPOを設立しようと考えている方々にご参考になれば幸いと考えた故です。そこでそのような方々に、以下を追記したいと存じます。
 一つはNPOは色々と大変だけれども、法人格を得られるので、「組織継続が容易」になります。是非、チャレンジして頂きたい。他の方々にも勧めて頂きたい。
 二つは、NPOの活動を維持することは大変です。NPO設立の前に「任意団体」として、半年か1年間活動することをご推奨します。そうすると、申請の際にも経験があるので楽です。つまり申請窓口に対して自信をもって回答できるのです。
 三つは、お金が潤沢で無い場合には、行政書士に頼まずに自ら「申請窓口」に行ってご相談ください。親切に教えてくれます。しかも、彼等は行政書士といった専門家よりも、設立案件の内容を熟知した申請素人を好むようにさえ感じています。

投稿: 米山 | 2011年12月20日 (火) 09時40分

 率直に申し上げますが、

米山さんはこのブログを何かと勘違いしてはいませんか?

投稿: 山草人 | 2011年12月20日 (火) 19時56分

初めまして、途歩と申します。浜松でウェブアプリケーションのオフショア開発をしております。無料の農業情報交換サイトhttp://www.keru.jp/を立ち上げました。ここに浜松の耕作放棄地を掲載したいと思い農業振興課に行ったところ地主の許可がないと掲載できないと断られました。それで、まずはNPOのお手伝いから初めてはどうか?と助言をしてもらい、百姓のチカラを知りました。私は長年、横浜に行っていたのであまり浜松には知り合いがいません、多くのアプリケーションを持っていますのでよろしければ何かお手伝いをさせて頂けないでしょうか? ご返信をお待ちしております。

投稿: 蛯原 途歩 | 2012年2月 2日 (木) 23時26分

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