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2011年12月 9日 (金)

近所衆

かつて世間の狭かった時代には、近所づき合いは最も大切だった。

冠婚葬祭だけでなく、家を建てることから農作業まで、

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全てが近所衆と共に成り立っていた。

だけど今、生活の拠点はみんな別々で、顔を合わせることすら希少になった。

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ただ、近所に住んでいるだけの関係なのだ。

それでも昔から続いている行事が、かろうじてその絆を維持している。

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鎮守の祭りや庚申様だ。

「まいたりまいたりそわか 庚申会  庚申会」

般若心経の後、その文句で坊さんのお経が終わる。

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その後全員揃って二礼二拍手一礼で、山盛りの御飯が回ってくる。

左様に庚申様は豊作を祈願する集まりなのだが、

村の結束を強める大きな役割をはたしていた。

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私の子供の頃までは、この庚申様は月に一度各戸を順繰りに回ってきた。

数年に一度だが、その日は朝から炊き出しなどで大変だった。

それが今では公会堂で年に3回ほど開かれるだけになった。

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それでも、近所衆が顔を合わす貴重な機会なのだ。

話題は、自社タイ工場の被害から健康不安まで・・・・。

昔はほとんどが農事であったろうし、厳しい労働を癒す一時だったろう。

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そうやって歴史が引き継がれてきて、今日に至っている。

その中の一人が私なのだ。

集まるメンバーも、世代交代でどんどん入れ替わっていく。

私もやがて老境を迎え、この庚申様を去る日が来るのだろう。

いやいや、マダマダやることが沢山あるぞ。

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