« 大原の宝泉院 | トップページ | 農耕民族と恋愛 »

2011年12月13日 (火)

大原の里

洛北大原は、呂川の流れからして山里である。

それに、建礼門院や惟高親王の隠棲の地であったためか、

Cimg5512

どこか物悲しい風情を漂わせている。

この10日には降雪があったらしく、紅葉も僅かに名残をとどめている。

Cimg5513

今日でも里深い所なのに、千年以上前から歴史の地なのである。

天台宗を創始した最澄もかつてこの地に草庵を作っている。

Cimg5507

大原と言えは紺衣に前掛け姿の大原女だが、

そんな山里だからこそ柴を都に売りに出かけては生活の糧としたのだろう。

Cimg5549

そしてそのモデルが寂光院は建礼門院の侍女だと言われている。

ともあれ大原は、やはり三千院である。

Cimg5550

往生極楽院には国宝の阿弥陀三尊像が前屈みにお座りになっている。

そしてその船底型の天井には極楽浄土が極彩色で描かれているらしい。

Cimg5506

まあ~楽器を奏でる天女などだから、

歌舞音曲に恵まれた現代の私達の生活は、極楽同様なのかもしれない。

Cimg5503

本堂から往生極楽院を眺めれば、まるで杉苔の海原に浮かんでいるようにも見える。

既に、杉木立と苔の大海原が宇宙なのだろう。

門跡となった皇族は世俗を離れてここに暮らしたのだが、

Cimg5500

思えばそれは極楽であったのかどうか。

とにかく大原は、物思わせる所なのかもしれない。

|

« 大原の宝泉院 | トップページ | 農耕民族と恋愛 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大原の里:

« 大原の宝泉院 | トップページ | 農耕民族と恋愛 »