つばらつばらに
ハワイに行ったのは・・、宮古島に行ったのは何時だったか・・・、
と思う間もなく既に一月が終わろうとしている。
毎日次々と新しい事象に対面しているためか、
とにもかくにも月日の流れが速すぎる。
一週間前のことが、数か月も以前のように感じられるのだ。
例えばこの一週間に2つの会議を主催し、4つの会議に出た。
それで前進した物事はそれほど多くはないが、
それでもじりじりと事態は移り変わっていく。
そうした物事全てを、時の流れが急き立てていく。
立ち止まって、つばらつばらと物思いしている余裕はない。
今日は、欧米人の休暇の過ごし方を羨ましく想像していた。
彼らはリゾート地に出かけると、実にゆったりと充実した時を過ごす。
気の合った仲間とジョギングやトレッキングに興じ、
夕暮れ時には共にたき火を囲む。
豊かな時間とは、仲間と腹蔵なく語らい行動する時だろう。
そして時には、抱き合って嬉し涙を流すのだ。
時は流れ去っても、自分の歩いた足跡まで消し去ってはなるまい。
忙しさにかまけることなく、「つばらつばら」に物思うべきだ。
そうして春に向かって、着実な一歩一歩を踏みしめていきたい。
大伴旅人は、大宰府で何を思っていたのだろうか?
「つばらつばらにもの思えば 故りにし郷し思ほゆるかも」
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