« 遊びの醍醐味 | トップページ | 春を急ぐ »

2012年3月 7日 (水)

メダカの生涯

メダカの学校が発足してから、この夏で20年になる。

メンバーの新陳代謝があるとは言え、構成員も当然ながら年をとる。

Dscf3074

既に黄泉の国に旅立たれた方も数多になる。

何時だったか、末期癌をものともせず教壇に立って自分の生涯を語った方がいた。

Dscf3073

その方は、それから二か月ほどで亡くなった。

その父に代わって娘さんがメダカ生になり、

Dscf3076

今回の学校では教頭先生を務めてくれた。

メダカの学校では、「♪誰が生徒か先生か」の歌の様に、

Dscf3077

メンバーが代わる代わる先生になって講義をする。

そのジャンルは実に多彩を極めている。

Dscf3078

しかし実は私には、今一つ食い足りないような気分があった。

何かを得(吸収し)たい一心で毎回参加するのだが、

Dscf3079

講義の内容からは中々満足が得られないでいた。

ところが今回の学校で、問題は私にあることに気がついた。

講義で語られることなど高が知れている。Dscf3080

それよりも、その人間の生き様から学ぶべきだったのだ。

そう思って見渡せば、隣にはチンドンをやっているAさんが座っていた。

昨年はチンドン隊を率いてドイツに繰り込んで好評を博した。Dscf3081

そして今年はスペインに乗り込むのだそうだ。

日頃は懐かしのメロディを引っ提げて老人ホームを慰問したりしている。

それに近頃じゃ仲間に「落語隊」を作って、Dscf3082

チンドンと落語を組み合わせた出前を始めている。

これだって顔に化粧を塗りたくってオドケタ格好もしなくっちゃいけない。

生半可な根性じゃ足元にも近寄れないだろう。Dscf3083

その隣の人は陶芸家だし、舞踊やピアニスト、書家、蕎麦職人や和菓子工芸家etc。

そう、メダカの学校に集まる人々は普通の人じゃないんだ。

そんな変わり者の生き様をとくと観察すりゃいい。

Dscf3072

それに良く考えると、「私に何が出来るのか」と恐れ入らなきゃならん。

もっと、人と言うものに対して謙虚にならなきゃいかんと思った次第だ。

|

« 遊びの醍醐味 | トップページ | 春を急ぐ »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

 山草人様

 実は、私も一度だけですが、メダカの学校に参加したことがあります。
 「雑報・縄文の鈴木厚正編集長」に従っての参加でした。
 国産木材の苦境が座談会での議論の対象になりました。ズブの素人の私は議論に参加できずに聞くだけでした。次の話が特に勉強になり覚えています。
 「ニュージーランドでは起伏の少ない広大な丘を区画化し、十数年サイクルで輪番に植樹から伐採を行っている。労働作業効率が高いので、日本の林業が太刀打ちできないのは当然である。パインというので松の系統の木である。曲がりくねった木材であるが、高温で蒸して矯正する技術開発で建材として利用が可能になった。」というのもでした。私にとって、目から鱗の現状分析情報でした。
 一回参加しただけでも、メダカの学校が色々な知識人・知恵者の集合というのが良く理解できました。毎回参加したいところなのですが、横浜からでは遠すぎるので叶いません。遠州にいて毎回参加できる、山草人さんが羨ましく思えてなりません。


 同世代の暇人様

 ブログ「心の不思議(2012年2月27日)」の2月29日付コメントをありがとうございました。
 ここに「医療、保険、金融などの分野では我々は立派な当事者である。『年次改革要望書』の総仕上げがTPPだと以前書きましたが、『年次改革要望書』について調べてみましたか?」とありました。この詰問は誠に尤もなご指摘です。
 恥ずかしながらご推察の通り、読んでいませんでしたので、インターネットで探しました。「日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書(2008年10月15日)」の仮訳を発見できました。
 技術屋の私には不慣れなジャンルではありますが、何とか通読を終えました。読解程度は60%程度でしょうか。甘過ぎるかな?!(笑)

 読後の感想を申し上げます。
・ 極めて普通の要望書と受け取りました。どちらかと言えば、親切さと好意を感じました。
・ 米国からの要望書になっていますが、日本国内で国の規制により不利益を感じている国民が情報提供しているように思えてなりません。
・ 業界を巻き込んだ一つの省の利権に対し、他省が日本国民に問題提起するのを米国に代弁してもらっているような部分もあります。
・ 日本国民は中国の勝手な振る舞いを批判していますが、同じように米国民が日本に感じているだけだ、と思いますがどうでしょう。
・ つまり、自国の民が他国で活動すれば、他国の民と同等に扱って欲しいと要望するのは当然で、両国は議論して発展させるべきです。
・ TPPは関税障壁と非関税障壁の集合と理解しています。この要望書は非関税障壁の争点を知る貴重な情報と感じました。
・ このように概要は掴めました。しかし、私の知識が浅いので甘いといえます。これから深めたいのです。
・ 具体的に、どの項目がどのように一方的に日本に不利益を押し付けているか、ご教授頂けると理解を深めることができます。
・ 日本は反論したのでしょうから、反論レポートを探しましたが、見当たりませんでした。良い参考になると思います。
ご存知でしたら教えてください。

 いずれにしても、お蔭様にて自分の知識が広くなった気がしています。暇人さんのご指摘と情報のご紹介を心から御礼申し上げます。そして、更なるご教授を宜しくお願い致します。

投稿: 米山 | 2012年3月29日 (木) 09時20分

米山さんに対して詰問するような気持ちは毛頭ありません。さて、本題ですが、今から4年~5年前は「年次改革要望書」の日本語訳がアメリカ大使館のホームページに載っていました。しかし、「年次改革要望書」の存在について、マスコミが言及したことはありませんでした。ネット上では数年前から話題に上っていました。現在は、「日米経済調和対話」に衣替えしていますが、アメリカ大使館のホームページから日本語訳は消えています。しかし、外務省のホームページに「日米経済調和対話」の議事録が載っています。アメリカ側の「要望」は「年次改革要望書」やTPP同様多岐に亘っています。米山さんの感想どおり「年次改革要望書」の各項目をみても「お説ごもっとも」のようなことしか書いてありません。「透明性の確保」や「客観性の担保」や「研究会や会議に参加させろ」というものがあちこちに出てきます。それでも、詳細にはところどころにこれは「?」というものもあります。例えば、薬価について、「米国製薬業界の代表を中医協の委員に選出しろ」とか「ポスト・ハーベストの農薬を食品添加物とみなさないようにしろ」とか「他国で許可されている食品添加物について日本も速やかに許可するように」というような文言が散見される。「共済制度」にもクレームをつけている。これはアメリカの保険会社の意思が反映されていると思う。食品添加物や農薬や医薬品などは日本人とアメリカ人の体格や食生活の違いもあり、日本独自のものがあって然るべきと考えるがそこにも踏み込んできている。国際会議において日本の制度や法律が槍玉にあがる場合は、それを検討し、必要であれば改善することは当然であるが、アメリカとの二国間でこれだけ事細かく言われる筋合いはないと思う。ただ、日本の省庁の隠蔽体質や縄張り体質があるのでアメリカの要求が正当なものと思ってしまう側面はある。しかし、アメリカが我々の為に日本の駄目なところを指摘し、改善してくれるなどと思わないほうが良い。アメリカ企業の利益、国益を最優先した結果が、「年次改革要望書」やTPPの要求である。「年次改革要望書」の詳細を見ても「正当な要求」ということが多いと感じられる思うが、実務の具体論ではアメリカ側にかなり押し込まれているようである。「オバマの贈り物」に対する小生のコメントの最後に、関岡英之著「拒否できない日本」を読んでいただければ具体的な内容がよく理解できると思うと書いた。文春新書で解りやすく書かれていますので是非ご一読ください。Wikipediaにはアメリカの要求で実現したものとして、建築基準法の改正、法化大学院の設置、独禁法の強化、労働者派遣法改正、郵政民営化等があげられており、関岡英之氏の名前も記載されている。

投稿: 同世代の暇人 | 2012年3月31日 (土) 11時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: メダカの生涯:

« 遊びの醍醐味 | トップページ | 春を急ぐ »