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2012年3月15日 (木)

TPPの嘘

TPPの嘘が次第に明らかになりつつある。

もっとも数えきれない嘘をついてきた政権だから、

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この程度の嘘は何とも思ってないのかも知れない。

最大の嘘は、「自由貿易こそが国の生きる道」でそれがTPPだとの説明だ。

現在だって工業製造品の関税など数パーセントにすぎず、

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為替と通貨政策の影響の方がはるかに大きい。

いったい何が自由貿易なのか全く不明であること。

つまりTPPによるデメリットは明確だが、メリットが全く明らかにできないのだ。

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まあ1%に満たないグローバル企業にとっては幾分のメリットはあるにしても、

日本のほとんどの産業にとってデメリットに働くはずなのだ。

米国にとって、TPPは米国の景気と雇用確保のためにこそ必要であって、

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そのために日本をどう言う手練手管で抱き込むかしか眼中にない。

次は、「アジアの成長を取り込む」と言う嘘だ。

TPPは米国を中心としたブロック経済であって、

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アジアの発展途上国とは対立しかねない枠組みになりつつあることだ。

当然ながら、中国をはじめ多くの国が警戒をし始めている。

次は、「輸出で農業を発展させる」という嘘だ。

日本のコメ農業で最も生産性の高い経営でも1万/60kg以下では採算は合わない。

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対して広大な広がりを持つ米国では2,000円で収益が出る。

この国の国土と気象や労働力では、天地がひっくり返ったって無理だ。

一部の評論家が「中国で高く売れてるじゃないか」と発言しているが、

何処にだって例外はある訳で、それを一般論にする愚はなかろう。

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農業に知識のない人々はその嘘を真に受けて、政策の間違いと思っている。

次に、「公的医療制度を絶対守る」という嘘だ。

現実に米韓FTAで韓国は改変を余儀なくされているではないか。

それでこの14日、遂に日本医師会もTPP反対を表明した。

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さらに問題なのは、ISD条項を盛り込もうとしていることだ。

米国とFTAを結んでいるカナダは、

このISD条項による相次ぐ敗訴で地方自治さえ脅かされている。

そのカナダも、日本の参加が無ければTPPの(輸出先としての)メリットはなくなる。

日本が離脱すれば止めるだろうし、

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そもそも日本を参加させないTPPなど米国にとって全く意味がないのだ。

私達はTPPに関して幻想の観念の中にいる。

国の形も景色すらも激変させかねない亡国協定なのだ。

戦後最悪の首相の置き土産は、国民の深刻な対立を生み出した。

結局は有耶無耶に終わるのだろうが、何と無益なことをしたことかと思う。

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» 米韓FTAが15日発効により5年で9割超の関税撤廃、TPPという泥船に乗らず産業構造の転換を図れ [shimarnyのブログ]
米韓FTA発効により「TPPに参加しないと大変」という愚かな理論に屈してはならない。日本の国益を考えれば、TPPという泥船に乗るより、長年の勤続疲労により凝り固まった日本経済が構造転換を図るチャンスであろう。 [15日 東京新聞]米韓FTAが発効 米国と... [続きを読む]

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