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2012年4月19日 (木)

男のやせ我慢

何時の頃からか、人前で話す時には書き物を読まないことにした。

事前に何を話すかは考えておくけど、本番では素手で対峙しようと決めたのだ。

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かなりのやせ我慢だけど自分にそれを課して、それでずっと通してきた。

内容が仕事がらみが多かったからか、それでも考えたことの七割は伝えられた。

だが最近では、思ったことの半分も伝えられなくなっている。

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おまけにマイクの前に立つと、火事場の早鐘の様に鼓動が高まってくる。

つまり、自分が何のために人の前に立っているのか一瞬分からなくなるのだ。

そんな時は、不埒にも大地震の到来をすら願ってしまうことだってある。

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それで取敢えず自分の名前を「・・・です」と言って、名前を言えたことにホッとする。

いや、ホッとするように一生懸命に仕向ける。

それで半鐘のテンポは、集会の知らせ位にはなるのだ。

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はてさて困ったもんだがそれに比べ、長年組合をやってきた某先輩などはすごい。

本番になったとたんに本領は水を得た魚のごとく存分にほとばしる。

中味はもとより聴衆はその勢いに圧倒されるのだ。

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こりゃ能力なのか熟練なのか、はたまた度胸なのか。

しかして蚤(フリー)の心臓にも負けるほど気の小さな私は、

本番では借りてきた猫のごとく、可哀そうにもネズミにすら噛まれてしまうのだ。

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つくづく人間には得手不得手があるな~と思う。

だがしかし、かつて心に決めた痩せ我慢はがい骨になっても貫くつもりだ。

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所詮お互い人間同士なんだ。

下手でも心からの声なら、幾ばくかは届くだろう。

大向こうを唸らせるよりも、少しだけでも心を振るわせられたらそれで良い。

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俺は俺の格好でやる。

この痩せ蛙に、そう言い聞かせている。

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コメント

 頭の良い人は、長く話しますね。
話の上手い人は、短い言葉で、聞く人の心に言葉を残します。
 死んだ父が、教えてくれたのは、自分の言葉で話しなさいと。。。
 だから常に綺麗な言葉を使いなさいと。。
 不得意でも真面目に心からの言葉って残るものだと思います。
 私は、生徒会長とかPTA会長とか健全育成会長とか、柄にもないものをしましたが、人の心を掴むのは、真面目な元気な言葉だと思います。
 そして俺流です。突然の人真似は、難しい。
 ところで、兄貴の上舌有名ですが、まだ不満ですかな?
 そこが、自己嫌悪なる向上心なんですね~。

投稿: ひろ | 2012年4月20日 (金) 20時09分

ひろさん! 私が饒舌だなんてとんでもない。

 子供の頃から人前に出ると顔が赤くなって、しどろもどろ、特に美しい女性の前では口すら利けなくなってしまいます。

 まったく、ひろさんの度胸と頭脳が羨ましい限りですよ。

 それでもまあ良くしたもので、このお馬鹿さんでも何とかなるんですよね~。

 それで、臆面もなく人の前に立っています。何か良い薬があったら教えてください。
                山草人

投稿: 山草人 | 2012年4月20日 (金) 20時49分

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