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2012年4月 5日 (木)

大志をいだきて

桜の花が満開になり、一斉に小中学校の入学式である。

私も午前は小学校、午後は中学校の式に臨んだ。

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小学一年の入学は129名、私の頃には300人はいたんだから少子化は著しい、

かつてのマンモス校も中規模校になっている。

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それでも子供達は大勢の中の一人になる訳で、それなりの緊張を感じている。

そんな中で、二年生が立派な歓迎の舞台を演じてくれた。

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小学校の一年の価値と言うか進歩を見せてくれた訳だ。

午後の中学は制服だから、急に大人びて見える。

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毎朝挨拶を交わしていた子供だってそうだ。

小学校と中学では雰囲気がまるで変る。

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幼かったあの頃、そんな雰囲気の変化にドギマギとしていた自分を思い出す。

かなりのカルチャーショックを感じたし、

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小学生と違う何かを意識させられた記憶がある。

そうやって一年一年、小学・中学・高校と子供達は脱皮していくのだ。

ところが今、盛んに「小中一貫校化」が言われるようになっている。Cimg6351

何度か説明を聞くのだが、例の秋入学と同じで少しも得心がいかない。

背景にあるのは少子化と教育予算の削減だ。

事業仕訳の流れの派生かも知れないが、Cimg6352

小学校と中学校を一つの学校にすれば、校舎も教員も少なくて済むと言う次第だ。

もちろん校長も一人で済む。

高校の授業料無料化や子供手当の人気取りに比べて、Cimg6353

小中9年間の一体化は陰に隠れて密かに進められている。

だけど人間は、段階を踏んで精神的にも体力的にも発達していく。

それを幼児性の残る小学生と、精神の不安定な中学生を一緒にすべきかどうか。Cimg6354

それに第一、それで教育効果が上がるのだろうか。

そんな議論は、政治の世界からはチラとも聞こえてこない。

当然ながら、そんなマニフェストでは票が減るからだろう。

私は、子供手当を出すよりも、学制をキチット維持する方が大切だと思うのだが…。Cimg6355

「僕も中学生だ」と認められ意識することで、人は一歩一歩育っていく。

小学生の気分と中学生の精神性はかなり違うだろう。

中学生には多分、沢山の不安が同居してるんだろうけど、Cimg6356

精神的に確実に進化して行って、将来への志だって育つ時期だ。

本当に小中一体化で良いんだろうか?

ともあれ、186名の中学入学生おめでとう。Cimg6357

今、君達は人生のスタート台の第一段階に立ったのだ。

友達一杯つくって、それで切磋琢磨するんだ !

「春風や 大志をいだきて 丘に立つ」(虚子)

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