布施
仏教に施餓鬼と言うのがある。
餓鬼と言うのは地獄に落ちるほど恵まれない者を指し、その者を助けよと教える。
それが曲解されて、坊主への御布施にもなるのだが…、
基本的には今流のボランティアの事だろう。
しかも、身の程に応じて出来ることをせよとも教える。
富める者は(孫正義さんの様に数億円と)富める如く、貧者もそれなりにと言う訳だ。
さて今日は、ボランティア団体との交流会があった。
地域には高齢者サロンや読み聞かせ、音楽ボランティア、収集整理ボラなどと、
様々な分野で活動しているグループがある。
この人たちと意見交換し、出来れば活動を活性化させたいとの趣旨だ。
実は自己中心主義で生きてきた今流の人達は、ボランティアに馴染むことができない。
それで、ボラ団体の構成員が随分高齢化してきている。
元気づけて、何とか参加者の拡大に一役買いたいと思ったのだ。
それはお上の仕事と思ってる人が多い。
お上の仕事の部分もあるけど、大部分は助け合いで成り立っている。
そのボランティアってのは、人の為でもあるけど実は自分の為なんだよね。
私が街頭に立つようになって、もう四年目に入っている。
文字通り雨の日も風の日も、立ち続けてきた。
始めは子供の為にとか、自分がやらなくっちゃなんて、ちょつと気負っていただろう。
でも今、そのことは毎日の日課であって、義務でも何でもなくなっている。
逆に毎朝子供達から元気をもらって、私の一日の糧にすらなっている。
つまりね、やってやりますじゃなくって、
やらせて頂きますってのが布施だと思うんだ。
これから自分を生かすとすればこの布施の世界だと思うのだ。
皆さん、どんなi小さなことでも良いから一歩踏み出してみませんか!
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コメント
100キロマラソンを走って頭の中まで筋肉になってしまった山草人氏がうわ言のように「ボランティア」と叫ぶのでボランティアをしないのは「まともな人間ではない」ような気がして今年の4月から町内会の会計責任者を引き受けてしまった。反原発で忙しいのに・・・・・・・・・。
町内会の戸数は800戸程度であるが、マンションありアパートありで、町内会の会費の徴収は大変である。小生が集金するわけではないが、未収を出さないよう注意が必要だ。町内会の組織は、班がありその下に組がある。1組は10戸~15戸程度を受け持っている。現金納付は、年払する人、半年払いする人がいるし、マンションは振込が多い。振込も毎月と半年と年払いがある。それらの組み合わせで支払われるので結構複雑になっている。今住んでいるマンションで町内会に加入するか否か理事会で討議したが、その時は反対論を述べた。
その自分が、今町内会の会計を勤めている。
然し乍ら、役員になってみると今まで見えていなかったもろもろのことが見えてきた。
今年度は、会計と副会長の二人が交代したわけだが学区の町内会連合会の会議に出たら「大幅に若返りましたね」と皆さんから羨ましがられた。今まで如何にご老体が頑張っていたという証左にほかならない。
東海地震がいつ起きてもおかしくない時代だから町内会もいざという時に機動力を発揮できる体制でないと被害の拡大を食い止めることはできないと考えている。
「オウムのように叫び、実践している」筋肉マンがいるから御託を並べず「公に奉仕する」気持ちになった。町内会の仕事は良いのだが、ゲートボールの誘いが激しいのには閉口する。その口説き文句は「若手が足りないのよ」。あくまでも相対的若手だがトホホの気分である。
投稿: 同世代の暇人 | 2012年6月23日 (土) 22時46分
ご苦労様です。何事もやってみないことには、物事は見えてきませんよね。
是非、少しでもより良い方向に改善されていくようご努力を祈念します。
山草人
投稿: 山草人 | 2012年6月24日 (日) 12時50分