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2012年6月21日 (木)

ユーロの未来

実は、ユーロにはあんまり良い思い出は無い。

ユーロ(通貨統合)発足の直前、私もユーロに過大な期待を持った。

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それで証券会社に勧誘されるままに、幾ばくかのユーロを買った。

何のことはない、発足と同時に急落してかなりの損失になった。

4年程前、ハンガリーのブタペストを訪れて驚いた。

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諸物価が著しく高くって、それはユーロの異常な高さの故だった。

極端なユーロ高だったのだ。

ハンガリーに赴任していた円給料の友人が、「とんでもない」って憤慨していた。

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そんな過去はともかく、今はそのユーロ不安が世界を大きく揺らしている。

もっとも、国毎に通貨があるのはその国のエゴに過ぎない。

望むらくは、金と同様な世界共通通貨があればこんなことは起こらない。

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もちろんその通貨には絶対の信用が必要だが、

ドルの垂れ流しも無くなれば、ユーロ危機なんてのも起こらない。

それぞれの国が勝手に藩札を印刷しているから、こんな事態になる。

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ユーロには、そうした世界通貨への私の幻想があった。

しかしユーロの現実は烏合の衆で、厳格なコントロール機能が無かった。

それで、その甘い汁だけを吸って放漫財政に甘んじた国から危機は始まった。

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税収もないのに借金(国債)をして金を振りまいていた国だ。

だけどこれ、最たる国がこの日本だよね。

日本の債務残高は、GDP比でもギリシャどころじゃない。

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もう既に、到底返済が不可能な水準に至っている。

そんな状況にもかかわらず、

落ちこぼれ元大蔵官僚のように「日銀が輪転機を回しゃ良い」なんて能天気がある。

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ただ単に運用先がなくて、止む無く銀行が国債を買っているだけなのに。

勿論その金は国民の貯金だし、高齢化の進展と共に取り崩さざるを得なくなる。

つまり国債の価格下落も、既に秒読みの一歩手前まで来ている。

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国債の価格が下がるとなれば、今度は誰も買う人はなくなる。

となると、国は国債の借り換えも出来なくなるし、法外な金利が必要になる。

国債を買うのは日銀だけなんてことになれば、

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某元失格大蔵官僚のシナリオになるのだが、

それは円相場の暴落と輸入物価の暴騰に直結する。

この国経済の破たんのシナリオだろう。

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まあ、欧州に出かけて何が分かるか分からないが、

来月はユーロ危機に揺れるドイツとオランダに出掛けようと思っている。

今度はユーロ安だしね。

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コメント

 日本経済のデリバティブも近い等と言う、心配は、兼ねてからしています。
 膨らむ債務超過に、竹中平蔵氏は、2014年位までは、このまま国債に頼り増やして行っても大丈夫だと、震災前に言って居ましたが、東北の次に、東海でも起きたら、日本経済のデリバティブのトリガーが引かれる事に成りそうと心配。
 復興国債は、めちゃ金利が高い。そうでもしないと買わないからだろう。
 元々国債買う余裕は、我が家にないけど。
宝くじ当たったら、復興国債だと思いつつ。。
でも債権が紙切れに成っちゃうな~と要らぬ心配まで。。

 ともあれ、今の日本に必要なのは、現実を見据えた国の立て直しのビジョンだな~。
 ただ、経済は、裏で神様が動かして居るなどと言う話をバカ講義を聞いた事おるけど、その位見えにくい力が働いてはいる。
 経済のスピードに政治が付いて行けないのだろう。

 政治問題は、東北の瓦礫以上に山積み、経済を減速させないで、瓦礫も債務も速く減らす努力が無いと次の津波がいるだろうに。。。
 私に出来る事が、あるとしたら、何んなだろうか?

投稿: ひろ | 2012年6月24日 (日) 05時49分

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