« 震災地に学ぶ | トップページ | 金糸雀 »

2012年6月12日 (火)

ササユリの頃

この梅雨入りの頃になると、小笠山にササユリが咲く。

清楚と言う言葉はこの花の為にあるのだと思うほど、

Cimg7084

楚々として気品のある花だ。

そしてその体は、名前の通り笹の葉と見間違えるほど相似している。Cimg7081

実は、ササユリは人を慕うかのように咲く。

笹を刈り取って適度に管理された反日蔭を好むからだ。

Cimg7082

それで人の足の入るそま道に沿って花を咲かせるのだ。

そういう意味で、ササユリは人間と共生してきたと言える。Cimg7083

私はこの時期、その短い花の命を愛おしみながら走っている。

やはり、乙女がポッと頬を染めたかのようなピンクの花が一際目を引く。

Cimg7077

山はもうすっかり濃緑になって、その木漏れ日にユリの花が揺れている。

絵心があればと思うのだが、止む無く心のひだに情景を仕舞い込む。

Cimg7076

ここには被災地と打って変わった自然の安らぎがある。

津波も雷・台風も、そして年々歳々の花々も、その自然の営みなのだ。

その自然に抱かれて、ひたすら黙々と足を運ぶ。

Cimg7085_2

そこには、自然の一部に化した自分が見える。

時にササユリの花と抱合し、語り合いながら走る自分がいる。Cimg7075

梅雨入りの山にはホトトギスの声が響く。

何故か私とササユリの仲を嫉妬しているかのように…。

|

« 震災地に学ぶ | トップページ | 金糸雀 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ちょっとちょっと兄貴メルヘンチック。。。

 花は、女性的ですね。
ユリは、清楚ですか?まったくその通りです。
ササユリは、ユリ化の原種です。
ヨーロッパでは、ユリの花言葉は、「純潔」です。
 昔話から来てそうですね。
恋して、添い遂げれなかった淋しさも想像します。
半日蔭を好む、ササユリは、兄貴に恋してますよ。
 ある意味、半日蔭にしてやらないと絶滅し易いですね。
 そう言う意味でも、里山で人と共存して来た訳ですね。

 私も、恋人に会いたく成りました。
 花好きですからね。
 勿論、植物の花ですよ。。。。
 湖西連峰にもササユリは、居ますよ。

 あ~遅く成りましたが、東北視察お疲れ様でした。
テレビ映像以上でしたでしょ。
 今回見られた現地の方の元気な様子や、去年私が行った時の自治会長のお通夜の様な表情。
 いずれも掛ける言葉は、出て来ませんですよね。
 線香の匂い、家財道具の運び出しに、涙が止まらない時間も経験しました。
 行かないと分からないですよね。

 新幹線移動でしたか?
 身体は、お疲れでは、無さそうですね。
とっちーさん達は、静岡から、片道十時間のバスでの移動。ボランティア作業より疲れたと思います。
 ともあれ、共有の話題が出来て嬉しいです。
 

投稿: ひろ | 2012年6月12日 (火) 22時02分

 ひろさんが、そんなにユリに詳しいとは知りませんでした。

 そう言えば、湖西連峰には清楚と言うよりも、とても気丈なユリが沢山いましたね~。

 被災地には、トっチーさんの様に「瓦礫処理」ボランティアで行くべきでしたね。まあ、支援にも色々とあるから、私の出来ることをやろうと思っています。
               山草人

投稿: 山草人 | 2012年6月12日 (火) 22時46分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ササユリの頃:

« 震災地に学ぶ | トップページ | 金糸雀 »