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2012年6月11日 (月)

震災地に学ぶ

「役場職員の生き残りです。」、そう平野さんは切り出した。

津波で亡くなった町長に代って半年余り職務代理を務めた方である。

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それもその筈、130人の大槌町職員のうち30数名を目の前で亡くしたのだ。

「先ずは、自分の命を守ることを考えてほしい。」

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行政機能もコミュニティもガタガタに崩壊し、

その後の混乱の中で苦闘してきた人の言葉だ。

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今回、宮古市田老に始まって、山田町から大槌町へと、

岩手県の大きな被災を受けた地を歩いてきた。

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震災直後と違って訪れる人も激減している。

そんなことの反映か、いずれの地でも「来てくれてありがとう」の声を聴いた。

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迷惑をかけてはと、遠慮しつつ現地を訪れた私達からすれば意外だった。

だが被災地の人々の心には、この災害を忘れてほしくないとの思いがあった。

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日本人の悪い習性か、喉元過ぎれはすぐに熱さを忘れてしまう。

自分達は何もしないで、行政に要求してそれですべて終わってしまう。

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「大変だ。大変だ。」と言っただけで、実は何もしていない。

そして、やがて何も無かったかのように日々の生活を送るのだ。

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北米プレートの境目が大きく動いたのだから、

隣接するプレートが影響されない筈がない。

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その規模は別にして、いずれ地震は私達の地域を揺るがすに違いない。

その時私達は、東日本大震災の教訓を本当に生かすことが出来るだろうか。

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私達が今やらねばならないことは、住民一人一人の防災意識を高め、

その命を守るための防災力の向上へと結びつけることだ。

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そして、命と地域コミュニテイの力さえ温存すれば、

復興はそんなに難しいことではない。

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大槌湾には、ひょつこりひょうたん島のモデルになった島がある。

私達は、今回の2万人近い犠牲を無駄にしてはならないのだ。

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被災地には夏草が茂り始めている。

基礎だけ残された人々の生活の跡を歩きながら、

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「苦しいこともあるだろさ。だけど、僕らは挫けない。」とそう呟いていた。

復興は時間との勝負になりつつある。

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それにしても震災地の瓦礫処理は、これは全国で支援しなければならない。

計測した放射線だって静岡と何も変わらなかった。

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口先だけではなくて、今しか出来ないことを今やらねばならない。

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