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2012年6月18日 (月)

隠岐騒動

今夜は、隠岐を巡る近世の歴史について書こうとしている。

隠岐を走っていて目に付くのは、立派な神社だ。

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その神社の鳥居の下に村衆が陣取って、私達を応援してくれている。

それに珍しいことに、この隠岐には原則として寺が無い。

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その訳には、随分不幸な歴史があった。

幕末、孝明天皇に仕え明治天皇にもそば近くに仕えた中沼了三と言う人がいた。

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彼が、この隠岐の出身の人だった関係で、

幕末の勤王の風潮が高まると共に、この隠岐でも勤王思想が高揚する。

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結果として、佐幕の松江藩の代官と対立するようになる。

そして遂に1868年、決起して代官を島から追い出し、住民の自治政府を作ってしまう。

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ところが何せ離島のことで情報が遅れて入ってくる。

その頃には長州藩が決起して、鳥羽伏見の戦いが起こり、

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徳川慶喜は大阪城から逐電する事態になっていた。

時の勢いに恐れをなした松江藩は、慌てて官軍側に寝返るのです。

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そうして逆に官軍として、島の自治政府を攻めるという事態に発展していく。

結果として自治政府は16人の死者を出して、91日で終焉となってしまう。

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しかし事態はこれで終わらなかった。

明治2年に廃仏毀釈令がでると、騒動の恨みが寺攻撃となって噴出する。

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騒動の当時、天皇の神道に寺が冷ややかだったことに遠因があって、

それで約200寺ことごとくが焼き討ちされ、16名の僧侶が島を脱出、

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53名が還俗させられたと記録にある。

これ以来、隠岐の島こぞって神道と言う訳なんだね。

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島を走りながら、そんな過去を思いながら神社を見上げていた。

ところで、あの韓国が実効支配している竹島は、

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この隠岐の島の一部なんですね~。

今日は、フェリーで島前に渡って、

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足の痛みをさすりながらも、島めぐりを楽しんだ。

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驚いたことに島前は大きなカルデラで、火口部分は海の中にある。

その外輪の幾つかが島前諸島を構成しているんですね。

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その溶岩が海蝕されて様々な奇岩を見せている。

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実は隠岐の島はゲゲゲの鬼太郎の水木しげると縁が深い。

その奇岩の中にねずみ男のモデルになったと言う岩があった。

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それから後鳥羽上皇が流されたのは、この島前の方だった。

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コメント

竹島を不法占拠する韓国

投稿: そらやん | 2012年6月18日 (月) 21時14分

隠岐の島ウルトラお疲れさまでした。
年代別5位とは、素晴らしい。
なんか、懐かしい景色が一杯ありましたね。
こういう島の大会は、どこも暖かい応援があっていいですね。
私も2年前に行きましたが、大変感動しました。

島めぐりもしたようで良かったですね。
真ん中くらいにある岩は、ネズミ男岩ですかね。
私も時間があれば見たかった。
隠岐の島には、水木しげるのルーツとなる武良という集落があるそうです。

投稿: とっちー | 2012年6月19日 (火) 00時20分

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