日々に好奇
若々しさと幸せってことを考えている。
暫く前、ブータンのGNH (Gloss National Happiness)が話題になった。
そのGNHの重要な基準に、心の豊かさと時間の使い方、
それにコミュニティの活力がある。
ブータンは自給自足が基本のとても貧しい国だ。
医療費と教育費はタダだが、日本の様な社会保障はない。
家族や地域共同体が支え合っている国だ。
言うならば、江戸時代の庶民の暮らしに近い。
この点、家族も自分も、地域のつながりも犠牲にしてきたこの国で、
今更ブータンの真似をしようったって、そりや所詮無理な注文だ。
日本人は企業戦士としてガシガシ働いて、定年後に安息を得て・・・
それから楽しもうなんて考えていた節がある。
だけど定年になって、やっと軟着陸してみたら、そこは月の砂漠だった。
家族も地域もバラバラで、荒涼とした世界に一人立たされた様な気さえする。
地団太踏んでブータンを羨望したとて、既に手遅れだろう。
幸せが欲しかったら、月の砂漠から旅に出なくっちゃならない。
そうして、旅の途上で出会う真新しい時間と空間を生きるべきだ。
私達の心も人生も、ダイナミックな動きがあって感動が生まれる。
私は遠出をした折には、必ずその辺を訪ねて回る。
そのために事前にその地の故事来歴を調べることもやる。
せっかくの得られた機会なら、それを貪欲に使うんだ。
その新鮮な出会いで、身も心も若返ることが出来る。
何時だって、可能な限り同じ道を通らないようにしている。
今、白菜を大量に育ていている。
大根もホウレンソウ・ニンジンも新たな生育を始めたばかりだ。
日々成長する彼らを眺めつつ、植物の日々新たに驚く。
好奇心を逞しくして、日々新面目でありたいと思っている。
軟着陸なんかしてたまるか!!
そして日々、より深く生きようよ。
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