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2012年10月17日 (水)

刻舟

人ってのは、何だかんだと云っても結局は一人ぼっちだ。

だから何時の間にか内にこもって、自分を過信するようになっていく。

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そのくせ、自分の心の奥底まで分かってるかって言うと、それは多分に怪しい。

場合によっては、一番分からないのが自分なのかも知れない。

時々、固陋頑迷な方に接して当惑することがある。

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我が山の神と同じで、何を説明しても所詮無駄なのだ。

とは言え私たち自身だって、過去の経験則にかなりしがみ付いているし、

大変な問題をすら見落としていたりすることがある。

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事に臨んで、とかく柔軟な対応が出来ないことが多いのだ。

私達は自分の体温で寒暖を感じるし、鼓動でテンポの遅速を自覚する。

その基準で、自分は真面目に懸命にやっていると思い込んでいる。

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しかしそれは、いわゆる動物的真面目さであって、馬鹿の証拠なんだそうだ。

「舟に刻して剣を求む」と言う言葉がある。

舟から剣を落としてしまって、探すために慌ててその船べりに印を付けたという、

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揚子江を渡った楚人の故事である。

時は刻々と刻まれ、社会もどんどん移り変わっていく。

それにもかかわらず、私達は自分の乗っている舟が基準なのだ。

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私達が進歩だと信じてやってきたことだって、

すべからく刻舟であって、本当は違うのかも知れない。

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事実これまで、戦争の様な大愚行を繰り返してきたし、

自然環境の破壊やエネルギーの枯渇、原発の扱いなども愚行の結果だろう。

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私達は、結構「そんな、馬鹿な~」ってことをやっているんだ。

人類の進歩を信じたいが、果たしてどうか・・・。

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