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2012年10月16日 (火)

金木犀

十月中下旬は、もう晩秋と言うべきだろう。

だが朝の立哨では、私は未だに半ズボン姿で旗を振っている。

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多分に痩せ我慢もあるが、農作業やランニングで汗をかく都合もある。

とは言え今年の夏は、やはり暑さと少雨が例年になく続いた。

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今日静岡に出掛けて、ふと街路樹を見ると何と金木犀が満開である。

本来9月下旬からの花なのに、この期に及んであの芳香を漂わせている。

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二十年程前、浙江省の西湖マラソンに行ったことを思い出した。

丁度木犀の花の時期で、彼の地では「銀」木犀が満開だった。

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その西湖を横断する木犀の並木道を走ったんだ。

当時中国ではマラソンは珍しかったんだろうか、

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沿道は数万の群衆で埋め尽くされていて、その群衆の人垣の間を走り抜けた。

無数の人間がどこからか湧き出てくると言った感じだった。

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路地裏に入ると、ハクビシンや蛇、

安物のネクタイなどを売る屋台が続いていた。

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朝は、あちこちに太極拳に夢中な人々が集まっていてその数に驚いた。

その中国が日本のGDPを凌駕するようになって、

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鼻息も随分荒くなった。

時代も力関係も当然ながら移り変わっていく。

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そんなことが知覚出来るってことは、馬齢の為せるところなんだろう。

過ぎし月日は凝縮されて一寸の光陰となり、

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ふと振り返れば、既に65年もの歳月を費消しているのだ。

木犀は大木になる。

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そして木犀の香りは、その過ぎし歳月の香りの様な気がする。

木犀は中国原産の樹で雌雄異株、日本の金木犀は雄株だ。

真実や初恋と言った花言葉を持つのだが…・。

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コメント

兄貴、そろそろ金木犀の花が香おりますか~。
彼岸花も遅れて咲いた秋の入りでしたが、そろそろ晩秋へと良い季節へと移り変わりますね。
私は、夏好きですが、秋には情緒がありますね。

ところで先日の浜名湖ウルトラ・マラニックへサポート出来ませんで、申し訳ありません。
妻の父親(おやじ)の通夜葬儀の三日間でした。
結婚した若い時期、子供を授かった時、家を新築した時と事あるごとにおやじには、お世話に成りました。
 子供を持ち・子供を育ててたどり着いた今の心境地なのでしょうね。
流れそうになる涙も瞼に溜めて、棺に深々と頭を下げ『今までありがとうございました。』と声を掛けると涙を床に落しました。
落ちたのは感謝涙です。
確かに悲しい瞬間ですが、おやじの暖かい心使いを思い出すと嬉しく有りがたく勇気が、湧きました。
 『悲しく別れる事だけに意味あるのが葬儀じゃないぞ。感謝の思いを心に留めなきゃいかん。』と子供達に言い聞かせました。
 
いつか自分も私の棺を覗き込む子供達に『次は、お前達の頑張る番だぞ~!!頑張れよ~』と勇気つけられる生き方が出来たら良いと思えましたおやじの葬儀でした。

投稿: ひろ | 2012年10月16日 (火) 21時02分

 別れは悲しいものです。殊に身近な人の死は、その人の思い出と共に寂寥感は言葉にはなりません。

 でも私達は、その悲しみを乗り越えて気丈に歩むしかありません。故人に報いる術は、自分達の持てる命と言う時間を無為にしないと誓うことですね。

 亡くなったおやじさんの心は、ひろさん達がしっかりと受け継いでいるんですものね。

 遠くから故人の冥福を祈念し、お悔やみ申し上げます。
              山草人

投稿: 山草人 | 2012年10月17日 (水) 19時50分

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