認知に備えて
男性の平均寿命は79.6歳だが、幼児期の死亡も含まれているから、
実際には86歳位が平均寿命となる。
まあそれは良いが、今日の65歳以上の人口比率は23.1%にもなった。
それで、その65歳以上の何と8%が認知症患者なんだそうだ。
実数にして300万人を超える数になっている。
私の場合、ピンピンころりを目指して体力を鍛えてきた。
結果として体力年齢は40代の前半を維持している。
だが、頭の方はどうなのか?
頭が壊れたんじゃ、体力なんてまったく無用の長物になる。
心は頭にあるんだし、その電源が切れたんじゃ生きていても意味がない。
と言う訳で、今日は地区社協主催で「脳いきいき講座」を開催した。
この講座では、前頭前野生き生き度チェックと言うテストをやる。
文章を読みながら、二つのこと(文章理解と色の識別)を同時にやる。
そのグラフを見て驚いたのは、脳のいきいき度が55歳を境に急激に低下することだ。
私など、若いころ出来たことは何時までもできるものと信じ込んでいた。
だけど一読した文章を伏せて、「さあ、何が書いてありましたか?」と問われて、
・・・・・と、なかなか出てこないことに驚いた。
どうやら私の頭も、確実に加齢の度を増しているらしい。
経験と知識こそ熟年の取り柄と思っていたのに、少し自信がぐらつく思いだ。
兎に角、大病しない限り90歳くらいまで生きる時代だ。
折角の長寿成熟社会だって、体も頭も元気でなくっちゃ駄目だろう。
たから今日の講座を皮切りに、繰り返し抗認知プログラムを開催しようと思っている。
TVでもブームになっているようだが、頭の健康は行動で造るものだ。
「どうすりゃ頭が若返る」かってテーマでやりたいな。
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