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2012年12月14日 (金)

あ~ぁ酒よ

世に、酒をこよなく愛する人がいる。

飲むために生まれてきたかと思われる人だっている。

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しかし私は、少しの酒で酩酊するし、付き合いには随分と苦労した。

沼津市に勤務していた20代の頃、同僚に誘われて駅近くの屋台に行った。

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そこの親父が「原酒が入った」と秘密めかして言う。

今なら飲めるぞって言うんで、どんなものか興味をそそられた。

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親父はラベルも貼ってない一升瓶から、トクトクっとコップになみなみ注いでくれた。

それは口当たりが良くって、御代わりをしたのかも知れない?

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さあ帰るという段になって止まり木を降りると、そのまま崩れ落ちて立つに立てない。

意識はしっかりしているんだが、どうにも動けない。

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腰が抜けちゃったんだ。

タクシーを呼んで下宿に戻ったが、そのまま倒れこんで朝を迎えた。

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30代の頃、酒好きで論理鋭くて怖い上司がいた。

その上司が「オイ! 今夜付き合え」と言う。

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静岡の赤提灯横丁に連れて行かれて、ナポレオン?を注文した。

出てきたのはイイチコ〔焼酎〕の氷割である。

上司は「まあ~、とにかく飲め」と言う。

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コップが半分ほど空くと、すぐに継ぎ足してしまう。

やがて上司の口舌も天空から聞こえるように虚ろになって、意識が朦朧となった。

それでも、どうして帰ったのか、朝にはちゃんと家にいた。

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酒で豹変する人もいたし、酒を通じて様々な人間模様を垣間見てきた。

人の心ってのは、表裏があって単純じゃないってこともね。

長い間の訓練のおかげで、私も少しは飲めるようになって、

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今では少しばかりの晩酌を楽しむようになっている。

だけど・・・、お酒そのものは美味しいって物じゃないな~。

酒に係る悲喜こもごもを思い出しながら、今夜も一杯のお湯割りを飲んだ。

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コメント

 山草人兄貴、お酒強い方では無かったのですか?
私もお酒の良さを覚えたのは40歳も過ぎた頃でした。
 収穫を祝い人を労う酒は、素晴らしいものだと思います。そんな時に日本人は、酒を酌み交わして来たのだと思います。また悲しみを堪える時や祝いの時ですね。
 喜びの酒ですね。
先週お見舞いに行った学生時代の親友の死に、仲間と集い追悼の複雑な酒を飲みました。
 気配りが有って温厚で゜優しい人が早々死んでしまうとは、世の中にありがちなことなのでしょう。
 吉田松陰先生の『留魂録』の一節から引用の言葉を親族の方に話しました。
 私は彼の死を植物で言う収穫の時期に例えて話しました。穀物の収穫の時期に悲しむ農民はいません。収穫の時期を人より早く迎えただけで、素晴らしい種を巻いてくれました。
 大切にその種を拾い育てるのが、彼のに死に報いる事だと話しました。
 私もそうありたいです。
親友に感謝です。
 でももう少し話したかった。
だからこそ彼の残した種をまこう・・・・。

投稿: ひろ | 2012年12月14日 (金) 21時55分

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