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2013年1月31日 (木)

されどコロツケ

コロツケは、オランダ料理のクロケットに由来すると言われる。

馬鈴薯と玉葱・挽肉を混ぜて揚げるだけの簡単な料理だ。

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そのコロッケが、地産地消の食材で特色ある食べ物として各地に登場している。

その素材もわさび葉やしいたけ、エビイモ、金目鯛、サバ、猪肉、餃子、

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はたまたベーコンやライス、焼き肉、鹿肉、青のり、おからなどと実に多彩だ。

各地で、ここにしかないコロッケをとご当地コロッケを競い合っている。

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実は全国の政令市で、浜松市が最もコロッケの購買量が多い。

と言うことでNPO法人「百姓のチカラ」のコロッケ部会が動いた。

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ふじのくにコロッケサミットをやろうと呼びかけたのである。

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それで今日は、浜松のホテルに32のコロッケが集まった。

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もちろん、サミットたってコロッケの事である。

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そこはほんわかムードで、それぞれの取り組みを紹介し、

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試食をし合って、コロツケ文化のいや高まらんことを期したのである。

しかしまあ、コロッケたってそれぞれの地で目指すものが違う。

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過疎地の瀬戸谷のコロッケは、日本一楽しく可愛いコロッケを目指している。

瀬戸谷地区だけでしか売らない。

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コロッケCDまで出しているし、小学校の朝はコロッケの歌で始まる

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正に地域づくりコロッケだ。

漁協の開発・販売のサバジャガ君は、何と鯖肉が66%の優れものだ。

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それに三島コロッケに至っては、

コロッケの誕生日に駅前でコロッケンロール舞を踊るのだとか。

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それにしても、たかがコロッケにこれだけの人々が汗をかいている。

う~ん、されどコロッケなのだ。

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2013年1月30日 (水)

歳と共に

私の母親は、今年で88歳になる。

戦中戦後を生きて、銃後を守り過酷な農業労働にも耐えつつ3人の子を育てた。

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米寿を迎えても矍鑠としていて、私の農作業の手伝いやらグランドゴルフに忙しい。

新聞二紙に毎日目を通し、政策通ですらある。

まことに負けず嫌いな女性で、私は彼女に尻を叩かれて大きくなった。

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今でも毎日、自分のやることを探して歩いている。

当然ながら、私はこの母親の影響を濃厚に受け継いでいる。

その私も既に60代半ばで、季節で言えば秋もそろそろ晩れかかる頃合だろうか。Dscf5559

花を咲かせるのは無理にしても、果実は未だかなり残っている。

否、収穫はこれからだと思っている節もある。

やがて木枯らしが吹き始めて葉を散らせることになるとしても、Dscf5560

まだまだ凛として樹様を保っている・・・と思っている。

先日の校内マラソンで「陸上部の生徒が、私のランに感激していた」と聞かされた。Dscf5561

まあ~お世辞だろうが、まだまだ辛うじて勢いは残っている。

だけど最近では、どうも物事を後送りするようになった。

ぐずぐずと締切ぎりぎりまで決断を伸ばして、誠に歯切れが悪くなった。Dscf5562

英会話だって、覚えた筈の単語が中々思い出せない。

だけど、ジッとしていることは出来ない。

毎日朝から晩まで、あくせくと忙しく動き回っている。

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年寄りの分別など、この高齢成熟社会では悪弊でしかないと思っている。

熟年者が気張らなかったら、この世は闇になるとすら感じてる。

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ともあれ、歳と共にやらなきゃならないことがある。

多分私も、死ぬまで老人らしくはなれないだろう。

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老人とは、歳をとって何もすることの無い状態を言うのだから。

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2013年1月29日 (火)

地域社会の近未来

団塊の世代が65歳の峠を越えつつある。

やがて超高齢化社会となって、独居高齢世帯が1/3程にもなるだろう。

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80歳を過ぎた高齢者の一人世帯が、自治会費や社会福祉会費を納められかどうか。

その会費によって成り立っている自治会や社会福祉協議会も、

やがて成り立たなくなるかも知れないのだ。

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これまで当然だったことが当然でなくなる、それが高齢化社会だ。

国の財政だって、どんなに国債を発行して無理したって福祉財源には限度がある。

年金ですら危ぶまれるのに、況や国が高齢世帯の面倒など見きれまい。

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ここは地域が地域で完結する他ないのだが、

住民はこれまでの惰性で勝手気儘な人ばかり。

自己主張はしても義務は果たさない利己主義がはびこっている。

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はてさて、このままでは地域崩壊が起こってくるだろう。

ブータンにゃ保育園も幼稚園も無い。

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子供は地域で育てることになっている。

高齢者は叔父叔母姪甥まで含めた大家族が面倒を見る。

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暇があれば地域で集まって、手をつないでダンスをして楽しむ。

その貧しいブータンの方が遥かに人間的なのだ。

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しかして、この国を正すにはどうすべきなのか。

地域福祉を担う人材が欲しい。

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義務ではなくって、生き甲斐として人の役にたとうって人が欲しい。

下卑たコメントを書き込む輩やエゴロジーはウンザリでしかない。

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人の心を今一度豊かにするにはどうすりゃ良いのか…

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2013年1月28日 (月)

I couldn't ask fou more.

馬齢六十有余年、思えば結構前のめりに生きて来たかも知れない。

それで何時も「はい。やりましょう」としか言ってこなかった。

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俄然、辞退したり断ることが下手になっている。

今日もある方からの要請を断りそびれてしまった。

「断れば、そこが自分の限度になる」って考えてしまうからだ。

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前のめりは40歳前後からの事で、慎重居士が一変したのである。

今日関わっている走ることや書くこと、作ることや会うことetcは、そこからの派生である。

そのある方は、突然私の部屋を訪ねてこられた。

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浜松市に「アクティブ・シニア・ネット(ASN)」ってサロンがあって、月に一度例会がある。

その弁士に来ないかと言うお誘いなのだ。

このブログを読まれていて、お前のやっていることを話してみろとおっしゃる。

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はて、自分自身の事を1時間半も話すことが出来るのかどうか?

それに、話しようによっては自慢話になっちゃうしと思ったが、・・・

何せ「アクティブ・シニア」と言う言葉にひかれた。

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おそらく「トンデモナイ」人達の集まりなんだろう。

どんな人間が集まっているのか一度見てみたい。

・・・とすれば、自分を改めて見直す願っても無い機会かもしれない。

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取敢えず、話の構成を考えてみることにするか!!

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2013年1月27日 (日)

幸福の深淵

この近世の物質文明は、素晴らしい快適性を作り出した。

労働は軽減されたし娯楽も増えたし、寿命も大きく伸びた。

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ならば幸福なはずだが、一向にそんなことにはなっていない。

TVが家に初めて来た時、とてつもなく嬉しかった。

最初の車だって、洗濯機だってそうさ。

だけどそれは何時の間にか当たり前になって、むしろ不満が高じていく。

昨夜、ブータンの大学で教鞭をとる村松一弘さんの話を伺った。

村松さんは、JICAのシニアボランティアとして三年前から派遣されている。Cimg9641

ブータンと言う国は、インド゜とチベットに挟まれて

九州程の地に人口70万の山また山の国だ。

産業だってダムの水力発電の電気をインドに売る程度で、農業しかない。

国土は狭いけど、トンネルが一つもないから、国土を横断するにはバスで三日もかかる。Cimg9642

敬虔なチベット仏教国だから、神の住む山に穴をあけることが出来ないのだ。

だから農産物ですら、輸送が出来ずインドに輸出することもできない。

TV放送は、1999年に始まった。

電話も最近、携帯電話として初めて通じるようになった。Cimg9643

自給自足の経済で、一か月一万円で十分生活できる。

言うならば江戸時代の日本の風景に近い。

子供達は小学校から寮費も食費も全てタダだが、

毎朝お経を唱えてから授業が始まる。Cimg9644

家族は叔父叔母、姪甥まで一緒に住んでいて、お互いに助け合っている。

子供を育てるのは、近所の年寄りで村落共同体が扶助の機能を果たしている。

輪廻転生を教え込まれているから、犬猫牛すべからく大切にする。

恐らく動物にとっては、幸福度最大の国ではなかろうか。

それに、この国では花を摘むことすらしない、生き物との共生の国だ。

1990年代の国民調査では、国民の97%が幸福だと答えている。

だが物質文明の波は、この国にもじわじわと入り込んでいる。

便利を求めれば金が要る。Cimg9645

それが得られなければ、不幸と言うことになる。

その文明の利器はインドから買い求めるしかない。

今ブータンでは、ルピークライシスが始まっている。

物を買いたくっても、インドの通貨ルピーが無いのだ。Cimg9646

そんな事もあって、国民総幸福度は年々下がって、最近では60%を下回ったようだ。

この日本だって、物の無かった江戸時代の方が人々の心は遥かに豊だったろう。

果たして、物が私達を本当に幸福にしたのかどうか…。

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2013年1月26日 (土)

易きを排す

今冬で最も強烈な寒波だろうか、今朝は風も強く殊更冷え込んだ。

一瞬「山はもっと寒かろう」と思ったが、あえて山に向かった。

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山頂に着くと裸になって着替え、冷気を裂いて走り始める。

気温は摂氏1度だ。

それでも3k程も走れば、うっすらと汗ばんでくる。

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人間ってのは、心も体も兎角易きに流れやすいものだ。

走ることだって、暫くやらなければ筋肉は衰え、走らないのが当たり前になる。

筋肉もさることながら、頭が錆び付くのはもっと早いかも知れない。

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本も読まず字も書かず、書類に目を通すことも無くなると、

そりゃ~衰えるのが当たり前だろう。

それでも自分じゃ、昨日の自分と今日の自分同じだと思っている。

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衰えは、自分では自覚できないのだ。

やがて腹だけが出て、為すべきこと全てが億劫になってしまう。

社会活動を「そんな、面倒くさい・・」と忌避するのも、

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怠惰な生活の負のスパイラルに入っているからだろう。

「ぼんやり過ごすのが一番・・・」などと言う人がいる。

そんな!! せっかくの人生なのに勿体ないと思うのだが・・・・・、

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既に回復不可能なまでに体も脳も委縮を始めているんだろう。

スポーツであれ趣味、はたまた勤労だって、

私達の体は遠ざかっていれば、その状態が馴染みになる。

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敢て、易きとは逆のことをし続けようと心している。

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2013年1月25日 (金)

存在の価値

定年退職からもう五年になる。

多くの人が勤め(仕事)こそが生き甲斐と思ってきた。

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それが無くなって、人によっては思いっきり老け込んでしまった方もいる。

社会的な係わりを持たずに自己閉塞した人は、大抵そうなるようだ。

人は人によって生かされる。

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逆に言うと、人は他の人に認められたくって動いている。

子供の頃、誰かに褒められた記憶がないだろうか。

その誰かとは、先生だったり叔母さんだったり、見も知らない人だったかも知れない。

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褒められたことで、自分の存在価値を意識しなかったろうか。

職場だって同じこと。

自分を認めてくれる上司のためには、結構無理をしてしまう。

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それに「○×さんが君のこと褒めてたよ」と伝え聞くだけで、○×に好意を抱いた。

それが異性だったりしたら、殊更に発奮してしまう。

ところで定年後である。

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定年後は、過去のキャリアなど何の価値も持たない。

勿論、TVの前の産業廃棄物と化していたんじゃ言わずもがなだ。

自分の価値は自分で創りださねばならない。

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どんな小さなことでも、自分がこの世の役に立っていると言う自覚こそ大切だ。

その価値をどれだけ創れるか否かが、人生後半の勝負だと思うのだ。

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そんな訳で、毎朝街頭に立って「お早う! 行ってらっしゃい!」と大声を出している。

このところの寒さは、そんな私への快い試練でもある。

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2013年1月24日 (木)

時代の予兆

最も大きな人口の塊(団塊の世代)が65歳を越えつつある。

あと20年すると彼らは85歳になる。

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それで、20年後には独居老人世帯が全世帯の1/3になるんだとか。

少子高齢化は、予想もしなかったような様々な問題を惹起する。

例えは自治会だって、85歳の独居老人から会費を徴収できるものかどうか。

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つまり自治会の有り様だって変わらなきゃいけない。

それと逆に、交通弱者の足をどう確保するのかなど、

地域が自分たちで解決しないとどうしようもないことが色々と出てくる。

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昨日、ヤクルトの叔母ちゃんが興奮交じりに話していった。

ある御宅で「今日は」と呼んでも返事はないが、TVの音がしている。

何だか変だと思いつつ座敷を覗くと、そこには言切れた老人が横たわっていたと・・。

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他人ごとではなくって、そういう時代がもうすぐそこまで来ているのだ。

昨年のこの国の貿易赤字か7兆円と、過去最大を記録した。

そして、この赤字は恒常的に続くと見込まれている。

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家電業界の不調に象徴されるように、新興工業国に次々とその地位を奪われていく。

勿論産業の空洞化も赤字拡大に拍車をかけるだろう。

円安を声高に言わなくったって、黙っていても円の安くなっていく時代が来ている。

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残念ながら、この国の時代は終わりを告げつつあるようだ。

この新たな時代に対処するには、高齢者が高齢者のケアーをする仕組みを作ることだ。

コミュニティビジネスを起こすこと。

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給食サービスや介護、交通利便サービスなど、

リーズナブルな料金で地域の需要を賄えるような仕組みを構築したい。

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元気な年金受給老人が、不自由な老人の面倒を見るサービスを事業化する。

国にすべてを依存しようなんてことは、所詮無理な注文でしかない。

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かてて加えて年々増高する食料輸入、これもやがて買えなくなる時代が来る。

自分の地域は自分達で完結できるように努める時代なのだ。

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2013年1月23日 (水)

校内マラソン

その校内マラソン大会に、飛び入りで参加させてもらった。

男子高校生約300人と一緒に11kmを走ったのだ。

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生徒は、還暦過ぎのランナーの登場に戸惑いもみせる。

先ずはランパン・ランシャツ姿に「本物のランナーみたい!!」と歓声も。

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最後尾からのスタートだったけど、隣の生徒が「何歳ですか?」だって。

ともあれ「俺に負けるなよ!」と元気にスタートする。

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エコパスタジアムから外へ出て広い公園を一週半ほどするのだが、

やはり相当ハイスピードのランニングになった。

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私が追い越していくと、生徒たちは次々と「ヤベェ」とか小さく言って、スピードを上げる。

私をペースメーカーに見立てて走る子だっている。

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まあ~、久しぶりの短い距離だったけど気持よく走った。

46分、140番前後かな。

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私が高校生の頃にも、学校グランドをスタート・ゴールにやはり同様の大会があった。

確か天竜川の堤防を走った様な気がする。

若いとは言え、日頃ろくな運動もしていなかったんだから当然だが、

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当時、とてつもなく苦しかった。

息絶え絶えで、学校にたどり着いたのではなかったか。

あれから50年近くを経ているが、今では心地良く汗をかいて快走できる。

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何ともはや、人間とは不思議な生き物である。

今日は、高校生の若い力に大いに感謝しなければならないな。

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2013年1月22日 (火)

雨上がりの午後、寒中と言うのに随分暖かになった。

それで、誘い込まれるかのように山に向かった。

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尾根道をただ一人走り始める。

風はゴウーと音を立てて渡っていくが、冷たくはない。

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暫く走るとその音も意識から消えて、ひたすら無の世界へと入っていく。

坂道を登ったり下ったり、交互に足を出すだけの世界だ。

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こうして20年以上も、この丘陵を走り続けてきた。

よほど縁の深い山になった。

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私の家から東へ車で30分程の所に広がる緑のコロニー、

たかだか標高264mしかないが、地形は実に変化に富んでいる。

その一本の尾根のウバメガシに覆われた緑のトンネルを走るんだ。

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流石に雨上がりの夕方で、山には一人の人影もない。

私一人の山だから、心はより一層空白に広がっていく。

空即是色、色即是空・・・

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午前の山と違って、夕方の山は淋しげに沈んで見える。

木々の幹を西日が照らして、何時もと違う陰影を作っている。

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私は、その空間に同化している。

雑念すらも消え去っている。

人には、何も考えずにいられるこんな時間が必要なのだろう。

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そして、私を受け入れてくれるこの山に感謝せずはなるまい。

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2013年1月21日 (月)

道草

思えば、人生そのものが道草ではなかろうか。

牛を牽いて道を行く。

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牛は飼い主に引っ張られながらも、道端の草を食べながらゆっくりと進む。

美味しそうな草があれば、どんどんそっちへ行ってしまう。

道草の道草たる所以だ。

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私の通った小学校までは片道1.5km、中学校までは3kmはあった。

当然ながらジャンケンゲームをしたり、田んぼの氷の上を歩いたりと道草をした。

レンゲ田で相撲をとったり、イチヂクをこっそり頂いたり、石投げの戦争ごっこもあったな。

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アッそれから、ウサギの餌のタンポポを採りながらって時期もあった。

級友と激論しながら下校したことだって・・・。

放課後の開放感もあってか、少しばかり冒険を伴ったそんな道草もした。

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そして、それは懐かしく貴重な道草だったと思っている。

だけど今の子供たちは集団登下校で、その道草すら出来なくなっている。

交通事故や不審者情報も絶えないご時勢なのだ。

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しかして、道草すら管理される子供達にとって幸せなのかどうか・・・。

これまでの自分を振り返ってみている。

40歳の頃までは、どちらかと言えば道草どころか無我夢中だった。

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寝る間も惜しんで仕事に没頭したし、鬱状態で何日も眠れない時期もあった。

やがて「これじゃ駄目だ」と目が覚めた。

何とか時間を捻出して、それを有効に生かすことにした。

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走ること、書くこと、会うこと、作ることを始めた頃だ。

要するに、如何に道草するかってことを考えた訳だ。

それで生活にオンとオフが出来た。

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結果的にその遊びに救われ、それまでの自分から脱皮することが出来たのである。

昨夜、一人の女子中学生が東海道線の電車に身を投げて命を絶った。

彼女の周りに幾ばくかの道草があったなら・・・

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それ程思い詰めることも無かったろうに。

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2013年1月20日 (日)

卵焼き

私が卵焼きを食べられるようになったのは、15~6歳からだろうか。

ほのかに砂糖が入っていて、本当においしかった。

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戦後の農家では、何処の家でも鶏を飼っていた。

私の家も、ゲージに100羽程を飼っていたろうか。

その毎日産まれる卵は、僅かな現金収入を得るために収卵されて、

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子供の口に入ることなんて滅多になかった。

88歳になる御袋が、「あの頃、卵を食べさせていれば・・」などと、いまだに繰り言を言う。

その卵焼きを(決して目玉焼きじゃない)食べられるようになったのが、

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昭和30年の後半からなんだ。

子供の骨格は既に出来上がっていたし、もう手遅れだった。

事実、私の2~3年後輩から体格がぐゥ~ンと良くなっていく。

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当時の大鵬も巨人も連戦連勝だった。

大鵬が横綱になるときの柏鵬戦を見に行った。

勿論、村で唯一TVのあった家に見せてもらいに行ったのだ。

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座敷に上がって大勢で見たその一番が、私にとっての大相撲のすべてだ。

誠に印象的で、みい~んな大鵬のパンコを欲しがった。

ドラフト制で巨人の常勝は無くなり、大相撲もハングリーな力士は消えた。

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だが当時、大鵬も巨人の選手だって、みい~んな夢を追いかけていた。

戦後のこの国が懸命に立ち上がろうとしていた。

正に「巨人、大鵬、卵焼き」の時代だった。

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飽食の時代の今日、子供達には卵焼きなどに何の感慨も無かろう。

しかして「何時までも有ると思うな親と金」、否、食い物だ。

TPPなんて言っていると、食えなくなる時がきっと来るぜ!!

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大鵬の逝去で、あの猛烈な時代がまた遠くなった。

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2013年1月19日 (土)

急がば回る?

今では回り道とて無くって、高速道路や飛行機で一っ跳び。

急がば直進の時代かもしれない。

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「急がば回れ」ってのは、かなり時代を遡る言葉のようだ。

東から京に入るには琵琶湖を渡るしかない。

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矢橋湊から舟に乗って大津に直進すれば指呼の間にある。

だが西風が吹いたり、波風に会えば湖岸で待機する他ない。

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しかるに左に回って瀬田の橋を渡れば、距離こそ遠いが遮るものはない。

賢明なる旅人は、それで瀬田の唐橋を渡ったのだと言う。

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けだし、物事は真っ直ぐに進むものではない。

右顧左眄しながら、徐々に物事は落ち着くところに落ち着いていく。

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人生を考えるなら、急いて得なことは何も無い。

正に、重き荷を担いて歩むがごとくスネールウォークだろう。

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ただ私達は、脇目も振らずら目標に向かって進む習性がある。

それに脇道を進むことは、それなりに勇気がいる。

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でも物事の多くは、直上じゃなくって搦め手からジワジワの方が打開されていく。

アルジェの速攻も・・・中々難しいな。

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ともあれ熟年になって、「じっくり」なんて言葉がようやく分かってきた。

この国だって、腰を落として再起を図りゃいいんだ。

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何も、急ぐことはない。

「武士の 矢ばせの舟は 早くとも 急がば回れ 瀬田の長橋」

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2013年1月18日 (金)

食い物の恨み

今冬は厳しい寒さのために、総じて野菜が不作だ。

我が家のほうれん草も、とてものこと本来の勢いは無い。

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お陰で高値の続く野菜だが、野生の世界も同様らしい。

我が家の白菜畑を餌場にしているしつこいヒヨドリも食い物が無いようだ。

だから常時数羽が近くに待機していて、追っても追っても食べに来る。

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それでとうとう、畑の半分はもう既に収穫不可能になった。

白菜の中には、食べ下げられてフラットになったのや、丼のように凹状なったのが並ぶ。

キャベツやブロッコリーは網をかけてガードしたが、白菜まではとても手が回らない。

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食べられて凹になった白菜の中には、決まってヒヨのフンが大量に残っている。

これ程までに奴らに好かれたのは、定植・成長が遅れたからだろうか。

ともあれ、私も戦後の食糧難を少しは経験してきた一人だ。

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空腹への、幾分の同情は出来る??

当時は、どこの家でもご飯に味噌汁と沢庵が当たり前で、

卵や魚なんてのは月に一度ありつくかどうかだった。

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年に数度、飼っている鶏を潰して肉のうまさを味わった。

学校ではアメリカのガリオア資金による給食が始まっていた。

とは言えその中身は、コッペパンとアルミ容器でのあの不味い脱脂粉乳+?。

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それでも毎日、給食は待ち遠しかった。

学校から帰ると、うまくすれば蒸かしたサツマイモやヤギの乳があった。

勿論ヤギやウサギの世話をするのは私の番で、

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可愛がって育てていたそのウサギだって、何時の間にか肉に売られてしまった。

グミやイチジク、柿にニッキ、・・・食べられるものは何でも口にした。

菓子だって自分で作った。

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えんどう豆を一晩水に浸しておく。

学校から帰ってその柔らかくなった豆に包丁で切れ込みを入れ、油で揚げるのだ。

これに塩を振って食べるのだが、これがすこぶる旨かった。

まぁ~、みい~んな生きるのに必死だったからね。

そんな訳で、ヒヨドリを甘く見すぎたようだ。

いっそ焼き鳥にして食べたいが、容易に捕獲が出来ないでいる。

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2013年1月17日 (木)

悠久の時間

富士山は、先日の雪でもう十分な化粧をしている。

雪が降り雨が降り花が咲き、月日は巡っていく。

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その日々を私達は忙しく動き回っている。

宮古島の海岸は、火山岩が浸食されて穴が無数に開いている。

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エメラルドの海が、島の縁を削ってきたのだ。

富士山が出来たのは何時だったか、否この日本列島の誕生だって・・・。

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千年や二千年ってのは、この宇宙の時間からすればほんの瞬間だ。

況や人間の作ったものなど、風前の灯でしかあるまい。

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今日は県立美術館でインカ帝国展を覗き、幾つかのミイラを見てきた。

そのミイラは顔を手で覆い足を折り曲げている。

たかだか500年前のミイラだが、歳の頃は30歳前後だろうか。

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インカの人々の寿命は、平均すればそんなもんだったのかも知れない。

100年前に発見されたマチュピチュも、2500mの山の頂に永遠を残そうとした願望か?

江戸時代までのこの国だって、人生50年と言われた。Cimg9590

医療・栄養水準からすれば、それだって十分だったろう。

幕末の志士たちだって、その多くが結核などで若くして死んでいる。

命ってのは、今日よりも遥かに「消費」するもの。Cimg9589

「生きているうちに為すべきことをする」ものだったんだろう。

無為に生かされる80年よりも、濃縮された人生の方が価値があるのではないか。

ともあれ、星も山も海も悠久の時間を刻んでいる。Cimg9588

私達の存在は、ただ一時の通過者に過ぎない。

とすれば、ゴマメの歯ぎしりだとしても、

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そこに踏ん張って生きた印を残すことができるかどうか。

人間の一生など、さしたるものではない。

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さすれば、バカバカしい中傷など止めて、楽しく有意義に過ごそうではないか。

つくづく、そう思う。

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2013年1月16日 (水)

I'll love it !

一昔前なら、団塊世代の先頭の私は、もう相当な好々爺であろう。

しかし、不思議なことに未だに年齢を感じることがない。

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強いて言えば、同窓生などの集まりで、かつての若者のフケぶりに驚いたりする。

だが自分の姿は、計算づくで自分が創りあげているままだ。

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おしなべて人も企業も国だって、挑戦し続けているうちは若々しい。

40歳前後から取り組んでいる私の四っの試みは、既に25年続いている。

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走る距離は年々増えてきているし、

作る作物への思い入れだって、随分と進化を続けている。

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書くことは、このブログの2,450日を含め、決して厭うことは無い。

研究会や各種ボランティア活動など人に会うことは、日増しに増えている。

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これでも、結構忙しい毎日なのだ。

なおかつ、自分に出来ることは無かろうかと今も探している。

出来ることなら、自分なりのドラマを生きたい。

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可能な全てをやり終えて、納得してこの世を去りたいと思う。

私はブドウを始めとした植物を育てているが、

これはその植物が育つ環境を整備しているに過ぎない。

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植物と同様に、人だって環境に生かされている。

自分をどんな環境に置くかで、人の一生は決まるんじゃなかろうか。

未だに二十歳の頃と同じ精神状態の自分を、結構気に入っている。

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そんな生き方・・・Y0u'll  love  it  !

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2013年1月15日 (火)

南国から雪国へ

手元に宮古日報がある。

ワイドーマラソンを全面に、625人中370人が完走したと報じている。

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悪天候の中、それなりに厳しいレースだったのだ。

それでも宮古島は、サトウキビの葉がザワワーとなびき、荒れ地も増えてはいない。

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この碧南の島は、農業と観光で生きている。

ともあれその宮古を発ったのは昨日の12時10分だ。

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順調に那覇に着いて、それから途方に暮れることになった。

雪のため羽田に着陸できないとなって、次々と欠航になっていく。

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飛行機は不便なもので、欠航になったからって臨時便が飛ぶ訳じゃない。

翌日以降の空席待ちになるのだ。

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それも空席があれば良いけど、満席で欠航だから空席が有る筈もない。

さても何時になったら帰れることかと思案して、船で帰るじゃね…・

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半ば諦めかけた頃、欠航のマークが止まった。

搭乗予定の14時10分が20時30分に最終便として出ると言う。

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辛うじて羽田への目途がたったのだ。

そうして雪の羽田には23時近くに到着となった。

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はてさて、ホテルはすべからく満杯で…・

電話をかけ続けて、それでもやっと宿を確保。

雪の積もった道をゴロゴロと荷物を引きずって坂道をあがる。

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やっとペットに入ったのが午前一時か。

今朝は暗いうちに起きて、一番の新幹線で帰還し、

それから午前・午後と二つの会合にでなくてはならないのだ。

又しても暗い雪の坂を下って品川駅へ。

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この海洋国家は北から南まで、思っているよりもはるかに広い。

その国土の隅々を管理しているのは、農村であり農業だ。

TPP締結は、その大部分の国土を廃棄するに等しい。

尖閣どころの話ではなかろう。

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宮古と東京の雪、そして凍てつく北海道、

無知にしろ何にしろ、TPP賛成の輩は売国奴と断ぜざるを得ない。

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2013年1月14日 (月)

沖縄の風

100kレースに挑むようになって、も15年程にもなる。

毎回、渾身の力を注ぎ込んで走っている。

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こんなに苦しいことに、何故挑み続けるのか。

雨の日も熱暑の中も、一日中走るのだ。

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スタートの合図があれば、前のめりで走り出していく。

50k位までは、それほどのダメージは無い。

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しかし、それを超えると後はもう自分と精神力の戦いになる。

足は棒のようになり、体の節々も痛み始める。

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違うもう一人の自分が現れて、囁きをはじめる。

「もう十分だろ、ここで止めよう! 歩いたって良いんだぞ。」

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すると別の一人が「何を弱気な! これしきが何だ。あと30kじゃないか」と言う。

「お前は、負け犬で帰るんか」とも叫ぶ。

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もう頭の中は、この繰り返しなんだ。

80kを過ぎると。さすがにその囁きも希薄になる。

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そしてひたすら走るマシンに徹するのだ。

とにかく一歩一歩足を前に出す。それだけさ。

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人の一生だって、似たようなもんだろう。

安きに流れりゃ、それが自分の範囲になる。

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行動範囲も人生の幅だって限られてくる。

走りながら、何時もそんなことを思っている。

沖縄の風は図太くて重厚だ。

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それにしても、羽田の雪で飛行機が飛ばない。

今日、果たして帰れるのかどうか?

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2013年1月13日 (日)

嵐を衝いて

熱帯低気圧が近づいている。

一晩中、海風がビュービューと音を立てていた。Dscf5600

4:30嵐の中を走ると覚悟して会場へ向かう。

だが風は強いけど、雨の気配は無い。Dscf5603

南国の風は温かだけどとてつもなく強い。

並木だってなぎ倒されるくらいなのだ。Dscf5606

その真っ暗なドイツ村を624名余が一斉にスタートする。

私は50kmから失速した昨年の轍を踏まないように、慎重に歩みを進める。

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それでもk6分のペースである。

宮古の位置が西にあって夜明けが遅く、25kmほど走ってやっと明るくなる。

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宮古には名物の大橋が2本ある。

海を渡るその来間大橋は、真っ暗なうちに通過して見ることさえ出来ない。

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35k地点に池間大橋が聳えている。

エメラルド色の海にマッチして、巨大な竜の背中を渡っていくような快感がある。

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しかし池間島を一周して橋に戻ってくると、極端な向かい風で飛ばされそうに難議する。

ともあれ、50kmのエイドには目論見どおり5時間30分に到着した。

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昨年に懲りて余力を温存したのが奏功している。

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そして今年は「背筋を伸ばせ。うつむくな」そう繰り返し言い聞かせ続けた。

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あの東平安名岬の灯台に向かう道も順調だ。

結果順調な足の運びで、一度も歩くことは無い。

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しかし残り15kmになって、遂に猛烈な嵐がやってきた。

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横殴りの強い雨と風、道には水が溢れ出す。

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雨に打たれて顔も痛いし、それに急に寒くなってきている。

それでも足の運びは衰えることは無い。

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それでゴールしてみれば、15時55分〔11時間55分〕119位だった。

昨年の富士五湖100kに次ぐ好タイムだ。

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2013年1月12日 (土)

宮古を訪ねたロシア人

冷たい空っ風の遠州から一っ飛び、温かな宮古島に来ている。

明日の100kmワイドーウルトラマラソンを走るためだ。

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宮古島は昨年に続いて、二度目になった。

なぜか宮古のドイツ村に帰ってきたという気分である。

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今ここの畑ではカボチャが育ち、サトウキビの穂が揺れている。

真冬の寒波にさらされている本土からは想像も出来なかろう。

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あの尖閣が近いとは言え、ここも日本なのだ。

ところで、大正11年にこの島を訪れたロシアの学者がいた。

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ニコライ・A・ネフスキーと言う民俗学者だ。

彼は日本の古俗とその起源を探究しに、この辺境の地までやってきている。

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訪問名先立って難解な宮古の方言まで習熟していたと言う。

そんな日本での研究の最中にロシア革命が起こり帰国が困難になる。

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止む無く大阪外国語学校の教師として、日本人女性と結婚して暮らす。

やがて昭和のはじめに帰国しレニングラードの教授となるのだが。

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スターリンの粛清に巻き込まれ、日本スパイとして妻と共に銃殺されてしまう。

まことに悲劇の学者だった。

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そのネフスキーが収録した宮古の話がある。

昔、月と天帝の命を受けアカリヤザガマが二つの桶を担って地上に降り立った。

一つの桶には何度も生き返る変若水、もう一つの桶には死水が入っていた。

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アカリヤザガマが疲れて休んでいる間に大蛇が現れ、

何とその変若水を浴びてしまった。

それでガザマは止む無く残った死水を人間に浴びせたと言う。

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ザガマは天帝の怒りで、今も付の中で桶を担ぎ立ち続けている。

だが蛇は脱皮して埋まり変わり続けるようになり、

人間は死ななければならなくなった理由なのである・・・。

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これが人々が節祭の折、井戸の若水を浴びる習慣になったのだとか。

ともあれ、この南国の離島とロシア革命がつながっていたことに驚いている。

はてさて、明日は雨らしい。

雨なら雨でも、若水を浴びるつもりで精一杯の走りをしてみよう。

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2013年1月11日 (金)

残照の昭和

時の流れは弛まずして、既に平成も四半世紀になっている。

H2年にバブルが崩壊し、以降ずうっと失われた○×年が続いてきた。

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そう、バブル崩壊の傷を癒そうともがくうちに、巨大な財政赤字が積み上がり、

リーマンショツク、3.11の大震災、ユーロ危機と次々と波を被る。

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立ち上がる暇もなかったし、進むべき進路をも探しあぐねていたのではないか。

思えば、戦前の昭和を別にすれば、

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戦後の昭和は、歴史上かつてない躍進の四十数年だった。

戦後間もない子供の頃は、着るものも食べるものにも不自由した。

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みんな半纏の袖を青洟でテカテカさせていたし、

大抵は何処かに当て子のある服を着ていた。

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それでも大晦日には真新しい下着を買ってもらって、

元日も暗いうちに、その下着を着て初詣に出かけるのが習いだった。

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その下着の新しさが、新年そのものの様に嬉しかった。

そして、昭和39年の東京オリンピックを境に、この国は一変していく。

その後の20年で世界の経済大国へとのし上がったんだから…。

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言うならば、この間は明治に次ぐ第二の「坂の上の雲」の時期ではなかったか。

もとより、そんな奇跡的な躍進が永遠に続くはずもない。

今はかつての昭和に戻ることではなくて、

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モデルは無いが、成熟国家の有り様を見定めていく時だろう。

昭和の上り坂をずうっと登ってきた身からすると、

どこかに安定帯を探したい気分だ。

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税制や福祉、新たな産業創造、・・・・・

戦後生まれの新たな指導者達に大いに期待したいのだ。

私の生きた昭和は、既に過去の時代になったのだ。

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2013年1月10日 (木)

雑種の強み

世の中には、生まれながらにして恵まれた人がいる。

財産が有って容姿端麗で、親の七光りもあって…

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あの鳩山兄弟とか世襲社長のたぐいだけでなく、地方にだってある。

こちとら~ぁ、そんなもんとは縁も所縁もない。

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ドン百勝の子倅で、世が世なら地主様に口さえきくことも出来なかったろう。

子供の頃には兄弟の面倒を見ながら、井戸から風呂を汲み煮炊きまでやってきた。

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田圃の中を這い回りながら親の手伝いをした。

腹が減って学校から帰れば蒸かしイモがあって、

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それを食べてヤギやウサギの面倒を見た。

いやさ、明治のオシンの話じゃなくって、私の小学校時代のことだ。Dscf5530

昭和40年頃からは世の中が急激に変わるんだけど、

農村は全国おしなべてそんなだったろう。

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あれから40数年、飽食バブルの時代を経て今日に至っている。

昨年のこの国の貿易赤字は6兆円を超えるのだとか。

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電器産業の不振に象徴されるように、日本の企業の競争力低下は顕著だ。

大量生産・大量消費のフレームが、少子高齢化の中で通じるはずもない。

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既に世界の工場は日本だけではなくなったのだ。

しかして、この国はこれからどうするのか。

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前政権のように、子供手当配ってりゃ良いって時代ではない。

子供達には、少しは苦労させて耐性を身に付けさせなきゃならない。

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それが、これからの時代を生き抜く力になる。

これからはさ、逆境にも耐えられる雑種の時代だと思う。

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ちょっと格好悪くても、チャレンジ精神旺盛な奴が生き残る。

こりゃさぁ~、野犬の雑な遠吠えかな?

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2013年1月 9日 (水)

脚下照顧

常日頃から、外見には気を使わないし頓着しない。

と言うよりも、貧乏人に相応しい格好を常としてきた。

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10年程前のことだが、「靴は、人を現す」と知って、

一念発起清水の舞台から飛び降りるつもりで、通勤快足の4倍ほどする靴を買った。

確かに履き心地も良いし、それに何よりピカピカと気分が良い。

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貧乏人が分不相応な靴を履いたせいか、何故かうきうきと自信を持って歩ける。

かてて加えて、この靴の寿命がかなり長くって、大いに得をした気分になった。

だが、定年退職と同時にもう通勤靴に凝ることはあるまいと思い定めて、

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今は元の安い靴に戻っている。

その代わり、靴への投資はランシューに移った。

ランニングは距離の長短でも履き替えるし、何よりレースはファッションも大切なんだ。

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ここはやはり、これと言うレースにはニューを履いて臨む。

殊に100kmウルトラでは10万回以上地を跳ねるんだから、金に糸目は付けない。

糸目??と言っても、数千円の差だけど・・・・

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と言う訳で、靴棚は何時の間にかランニングシューズで一杯になった。

その代わり日常の履物はと言うと、お粗末な限りである。

安物のスニーカーとベトナム製の草履だ。

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山に出かける際常用しているこの草履は、もう15年も履いている。

惜しげが無いし、濡れても一向に困らないからだ。

口さがない仲間からは、「ゴミ捨てに落ちてる草履の方が、よほど良い」などと言われる。

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だが、15年も慣れ親しんだ愛着の履物である。

容易に浮気など出来ようか!!

ともあれ歳相応に、少しは格好にも気を付けないと嫌われるかな~。

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2013年1月 8日 (火)

公益とエゴ

数年前から、高圧ガス管埋設問題で揉めている。

清水から名古屋まで高圧液体ガスを送る施設を敷設すると言う。

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その配管が、何故か私の地区を通過するのだと言う。

何故そんな敷設ルートになったのかの説明を求めても、明確な回答は無い。

それで幾つかの自治会が反対の声を上げた。

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敷設会社は、その反対の集落を避けて次の敷設ルートを示す。

今度は新たなルートに入った自治会が反対すると言った具合で、

自治会同士の押し付け合いの騒ぎになっているのだ。

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それで直ぐそばまで埋設工事は迫ってきている。

誰だって、そんな迷惑施設が無い方が良いと言うに決まっている。

だけど、何処かに敷設しなければガスは融通できない。

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安全の担保はどうか・・・などと言うことはそっちのけで、

ガス管がテポドンの攻撃目標になるだの、固定資産価値が減るだの、

地震で大きな被害が出るだのと言った発言まである。

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騒動を大きくすることで自分の存在を際立てようとするのだろう。

勝手放題民主主義は、ここまで来たのだ。

ガス管埋設に反対しる心理は分かるが、解決の道はない。

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ガスも原子力も止めて薪炭の時代に戻ろうと言うなら、一理あると思うのだが。

自分はそれぞれの利便を享受し、尚且つのエゴロジーなのだ。

さても、これをどう裁く。

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その公益とエゴの間に自治会長がいる。

自治会長の対応が悪いと攻めたてても、そこには無理がある。

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2013年1月 7日 (月)

夫唱不婦随

朝昼晩と、ヒヨドリの夫婦が私の白菜畑に食餌にやってくる。

その二羽が、判で押したように揃って白菜をついばんでいく。

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その余りの仲の良さに、食害への腹だだしさも半減する様な気がする。

仲の良い夫婦と言うものは、傍目にも微笑ましくって羨ましく思う。

とまれ、夫婦と言うのは面白いものである。

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夫唱婦随の言葉があるが、仲の良い夫婦は必ず感謝の言葉を口にするのだとか。

さもないと、夫婦とて40年もやっているとただの同居人になる。

ところで我が家の同居人の口からは、感謝の言葉を聞いたことがない。

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それに家事に精を出すなんてことも、金輪際ない。

お互いに我が道を行くで、やりたいことをやっているのである。

それでも私は、その山の神に大変な感謝をしている。

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何故なら、作る食事がこよなく不味いことだ。

多分味覚音痴なんだとは思うが、本人は一向に気にしていない。

「夫を早死にさせる方」と言う本に、「美食の進め」って一節がある。

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常に旨い物を作って夫に食べさせ続けりゃ、結局は若死にすると言うのである。

妻の料理上手は一生の得と思いがちだが、さにあらず。

妻をめとらば料理下手に限るのだ。

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お陰で私は、いつも腹八分目で過ごしてきた。

私の健康の所以である。

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なあに、旨い物が食べたきゃ外にいくらでもあるが、

不味いのは探してもそうそうは無い。

この話、細君にはなんしょですぞ!!

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突然上手い飯を作り始めたんじゃ、そりゃ困るからな~。

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2013年1月 6日 (日)

黙々と

朝は年頭の集落会合があって、山には遅れて出かけた。

静かな山を、一人黙々と走る。

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帰宅して年末から宿題になっているブドウの剪定である。

これも黙々と指先が痛くなるまで鋏を使い続ける。

葡萄は新しい枝にしか花芽を付けない。

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だから昨年伸長した枝は、一芽を残して全て切り落とすのだ。

だから、まるで薪を生産しているかのように大量の廃棄物が出来る。

二昔前なら風呂や竈の焚き付けと成ったろうが、今ではひたすら燃やすしかない。

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燃やすと言ったって、朝から晩までかかるんだから・・・。

ともあれ枝を落として済々とすると、ブドウは今年の新芽作りの作業に入る。

私は、堆肥やら石灰やらを施して今春の豊穣を期すのだ。

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だが流石に腱鞘気味になって、作業をホウレンソウの収穫に切り替えた。

今年のホウレンソウはどうしたことか、すこぶる成長が遅れている。

寒さなのか施肥の具合なのか計りかねているんだが…

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これも一人黙々と暗くなるまで作業を続けた。

結局今日一日、朝の集会以外ではまったく口を利くことは無かった。

若者が農業を忌避する理由の一つが、この無言の作業にある。

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植物と会話するとは言え、彼らは積極的な話し相手にはならない。

例え仕事だとしても、若者には耐えられない作業だ。

これは個人経営を超越しなければ、乗り越えられない壁になっている。

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しかし私くらいになれば、むしろ淡々と作業をこなすことが出来る。

寒風の吹く毎日だけど、選定作業はもう10日程はかかるな~。

4月の立派な芽吹きを夢見て、もう少し頑張ろう!!!

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2013年1月 5日 (土)

夢は形に

午前中の仕事始めを終えて、山に向かった。

このところ冷気に包まれているが、風が無くて山はむしろ温かい。

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その尾根伝いのそま道を走りながら、この一年の夢を思っていた。

「今更夢なんて・・・」と言う人がいる。

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だけど夢の無い人生は、生きる甲斐のないものだと思う。

そして、夢は形にしていかなければならない。

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これは人でも企業でも、国だって同じことだ。

前政権の様に「一番でなくっても良いでしょ」では、夢はしぼんでいく。

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チャレンジし冒険することで、人も企業も若さを保つのだ。

少しくらい失敗したって、良いじゃないか。

何もしないよりも、はるかに活き活きしている。

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既にこの国は、唯一の世界の工場ではなくなっている。

国の形を模索しなければならない訳で、それには様々な挑戦力が必要になる。

現役を半歩退いた私だって、やることは無限に有るだろう。

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教育の事、自治コミュニティーの事、そして私の農園にも一工夫をと思う。

それにランニングも、昨年以上に領域を広げたい。

山の走路の途中に数本の梅の樹がある。

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見上げると、もう既に花芽を膨らめはじめていた。

今年も、心を亡わない程度の忙しさでダッシュしようと思う。

そして夢は、一歩一歩形にして行こうと思うのだ。

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2013年1月 4日 (金)

RCの初詣

今日は新春恒例の法多山尊永寺への初詣である。

仕事始めの人もあって、集まったのは11名である。

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何時にない冷気の中を、いつものソマ道を辿って麓の寺に向かう。

既に4日とあって、参詣客はグッと減ってはいるが、

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一列のランナー縦隊は結構目立つ。

私は2日に続いての参詣だが、今回はしっかりと社前に進み今年の完走を誓った。

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今回の最高齢は72歳のNさんである。

膝を痛めたりして、もう数年前からウルトラは完走出来ていない。

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しかし巳年生まれの例に違わず良く練習している。

そして、未だにどこと言って悪い所もない。

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健康で仲間と共に走り続けている。

果たして私は、何歳まで走り続けられるだろうか。

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望むらくは、80歳位まで100kウルトラを完走し続けたいと思っているんだが・・・。

つまり、今年の初詣の祈願はそれさ!!

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同級生からの賀状には、体力の低下云々も目立つ。

随分と人には差が有るもので、青年を謳歌している同年配者だっている。

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「継続は力」を信じている。

法多山では、名物の五体満足ダンゴをみんなで食べた。

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何処までできるか、今年も挑戦である。

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2013年1月 3日 (木)

稔りの巳年に

十二支に特別な意味など無いが、

巳年は執念深さとか智慧、次の生命を育むとか実りを得る時期などを連想するらしい。Cimg9552

とまれこの一年、慎重に何がしかの人生の稔りを期したい。

年末年始を殊更休日にして祝うのは東洋の習風であって、

欧米は既にマーケットもフル回転である。Cimg9553

米国の崖とやらもユーロの危機も、どうやら峠を越したようだ。

この日本も、政権交代で気は上向きに転じている。

振り返りたくもないが、何と無益な3年3か月であったことかと思う。Cimg9554

それも私達の選択なんだから致し方ないが、この間に全てが後退してしまった。

兎角世の中には、天邪鬼ってのがいて奇をてらう。

天邪鬼が風を起こしたのが、4年前の出来事だった。Cimg9555

結果として、私達一人一人が大きな代償を払うことになった。

十二分の徒労をした訳だけど、問題はこれからさ。

みんなの気持ちが上向きになって、ちゃ~あんとした稔りに行きつけるのかどうか。Cimg9556

日本人も馬鹿じゃない。

昨日今日と箱根路を走り抜けた若者たちのエネルギーのように、

困難に立ち向かう多くの人達がいる。

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今日は、そんな千数百の若者が集まっての初出式である。

草の根で住民の安全・安心を支えている若者たちだ。

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プロとは違うが、この社会を支える貴重な戦力である。

この一年が、一人一人にとって有意義で稔り多いことを祈念するばかりだ。

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私も、若い人達に負けず確実な前進をしていく所存さ。!!

Go get them !!

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2013年1月 2日 (水)

走り初め

年の初めは、やはり走ることから始めなければなるまい。

それで今日は、遠州の三名刹を巡って走る25kmである。

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スタート地点の袋井駅に集まったのは30名。

先ずは、可睡斎に向かう。

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その昔、幼少の家康を助けたとかで、浜松城主になって御坊を城に招く。

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その宴のさなか、和尚はコックリこっくりと居眠りをしてしまうのだ。

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短気な織田信長だったら、即刻首をはねたかもしれないが、

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彼はその居眠り坊主を、「可睡和尚」と名付けてかつての功に報いる。

以来この寺は、三つ葉葵を紋所に可睡斎と号することになったと言う。

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とまれその可睡を後にして、油山寺に向かう。

この寺は中国に遠因があるらしいが、菊の紋所で由緒ゆかしい寺である。

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それで最後は、法多山尊栄寺に向かう。

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法多山は毎年数十万人の参詣者を集めていて、

もちろん人の群れでごった返している。

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その人垣をかき分け、何キロも続く渋滞の車列を尻目に私達は温泉に向かう。

この三山参詣が恒例になって久しい。

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ゆっくりと和らぎの湯に浸かって、親しい仲間との宴が始まる。

新年とて昨年の続きに過ぎないが、やはり心新たにするところがある。

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反省やら今年の抱負やら、話題は尽きることなく・・・・、

それでも本当の宴は、これからの一年であろう。

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人それぞれに様々な心境があり、立っている位置も年齢も違う。

でもそんな事は関係なく、時に笑い時に励ましあう仲間がいる。

遠州三山は、由来も賑わいもそれぞれ違うけど、

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年の初めに巡るには最適な初詣だ。

宗教心の濃淡は別にして、今年一年の構えを思い誓っていた。

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2013年1月 1日 (火)

新たな時の誕生

2013年、明けましておめでとうございます。

何がおめでたいかって、それは今日を含めて真っ新な365日が生まれたからでしょ。

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私の手帳は、3月頃まではかなり埋ってきたけど、でも大部分は白紙だ。

その白紙の部分に、何を盛り込んでいくのかが元旦の計さ。

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それも、今年から一気に変わろうってのは無理だ。

物事は少しずつしか変わっていかないからね。

望むらくは、「今年はこうしたいって」思い続けることだ。Dscf5502

そもそも、生命には冒険がつきものなんだそうだ。

猿が二束足歩行を始めて人類になるように、冒険が世の中を進化させてきた。

幸いにして政権も変わり、この国の先行きにも幾分の希望が見えてきた。

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足を引っ張るんじゃなく、一人一人が思いに挑戦することだ。

そんな方向に動き出しゃ、この国を覆う閉塞感は無くなる。

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エゴじゃなくって協調だな。

悪者をでっちあげることじゃなく、善行を褒めてやることだな。

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私の今年の目標は、自分なりのやり方を極めて行くことかな。

例え一年の馬齢だとしても、それなりに意味のある歳を取ろうと考えている。

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