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2013年1月20日 (日)

卵焼き

私が卵焼きを食べられるようになったのは、15~6歳からだろうか。

ほのかに砂糖が入っていて、本当においしかった。

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戦後の農家では、何処の家でも鶏を飼っていた。

私の家も、ゲージに100羽程を飼っていたろうか。

その毎日産まれる卵は、僅かな現金収入を得るために収卵されて、

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子供の口に入ることなんて滅多になかった。

88歳になる御袋が、「あの頃、卵を食べさせていれば・・」などと、いまだに繰り言を言う。

その卵焼きを(決して目玉焼きじゃない)食べられるようになったのが、

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昭和30年の後半からなんだ。

子供の骨格は既に出来上がっていたし、もう手遅れだった。

事実、私の2~3年後輩から体格がぐゥ~ンと良くなっていく。

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当時の大鵬も巨人も連戦連勝だった。

大鵬が横綱になるときの柏鵬戦を見に行った。

勿論、村で唯一TVのあった家に見せてもらいに行ったのだ。

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座敷に上がって大勢で見たその一番が、私にとっての大相撲のすべてだ。

誠に印象的で、みい~んな大鵬のパンコを欲しがった。

ドラフト制で巨人の常勝は無くなり、大相撲もハングリーな力士は消えた。

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だが当時、大鵬も巨人の選手だって、みい~んな夢を追いかけていた。

戦後のこの国が懸命に立ち上がろうとしていた。

正に「巨人、大鵬、卵焼き」の時代だった。

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飽食の時代の今日、子供達には卵焼きなどに何の感慨も無かろう。

しかして「何時までも有ると思うな親と金」、否、食い物だ。

TPPなんて言っていると、食えなくなる時がきっと来るぜ!!

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大鵬の逝去で、あの猛烈な時代がまた遠くなった。

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コメント

 戦後の復興の時代は、経験こそ無いですが、正に昭和史ですね。
 当時青年期だった亡き父母の写真の笑顔は、貧乏でも素晴らしい笑顔です。
 労働の成果が実り、地域や国の為、家族の為に皆が働けた時代が美しく見えます。
 経済成長の時代・・中国もそんな発展の時代なのでしょうが、日本の明治時代の様ですね。(政府がね。)
 周金平をのせた小沢は何がしたかったのだろう?
中国政府から金でも頂いたのだろうが・・。
私の知る中国人の知人は、共産党員以外は、政府批判者が多いようです。
 中国と戦争しても何の利益もないですが、政治的には国際的判断を利用して世界の意見を聞くべきでしょうが、今は日本同様世界に金を播いてますからね。
 このまま世界一の経済大国と成るのでしょう。


 日本は、今一度ハングリー時代の到来ですよ。
競い会って、助け合って生きて行かねば。

 安倍総理に言いたい『日本を取り戻す・・』何時の日本なのかハッキリ言えよ。

投稿: ひろ | 2013年1月25日 (金) 22時52分

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