されどコロツケ
コロツケは、オランダ料理のクロケットに由来すると言われる。
馬鈴薯と玉葱・挽肉を混ぜて揚げるだけの簡単な料理だ。
そのコロッケが、地産地消の食材で特色ある食べ物として各地に登場している。
その素材もわさび葉やしいたけ、エビイモ、金目鯛、サバ、猪肉、餃子、
はたまたベーコンやライス、焼き肉、鹿肉、青のり、おからなどと実に多彩だ。
各地で、ここにしかないコロッケをとご当地コロッケを競い合っている。
実は全国の政令市で、浜松市が最もコロッケの購買量が多い。
と言うことでNPO法人「百姓のチカラ」のコロッケ部会が動いた。
ふじのくにコロッケサミットをやろうと呼びかけたのである。
それで今日は、浜松のホテルに32のコロッケが集まった。
もちろん、サミットたってコロッケの事である。
そこはほんわかムードで、それぞれの取り組みを紹介し、
試食をし合って、コロツケ文化のいや高まらんことを期したのである。
しかしまあ、コロッケたってそれぞれの地で目指すものが違う。
過疎地の瀬戸谷のコロッケは、日本一楽しく可愛いコロッケを目指している。
瀬戸谷地区だけでしか売らない。
コロッケCDまで出しているし、小学校の朝はコロッケの歌で始まる
正に地域づくりコロッケだ。
漁協の開発・販売のサバジャガ君は、何と鯖肉が66%の優れものだ。
それに三島コロッケに至っては、
コロッケの誕生日に駅前でコロッケンロール舞を踊るのだとか。
それにしても、たかがコロッケにこれだけの人々が汗をかいている。
う~ん、されどコロッケなのだ。
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