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2013年3月18日 (月)

旅立ちの日に

朝からの春風は、一変して春の嵐になった。

今日は、我が中学校の55名の卒業の日である。

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子供の様だった一人一人が、立派な大人に見える。

15の春は、かつての元服の歳である。

進学先もそれぞれの道に旅立つのだが、かつての高度経済成長時代とは違う。

大量生産・大量消費は過去のものとなり、Cimg0078

「世界の工場」もBLICs諸国など新興工業国のものとなった、

これからは、モデルのない未知の世界を切り開く時代だ。

そして、その新しい時代を切り開くのは、人間力と個性豊かな若い力だと思う。

だからこそ、自分の良い所を見つけて、Cimg0079

自分の得意とするところをコツコツと磨いてほしい。

そうすれば、必ず道は開ける。

そのことを、私の育てている葡萄に例えて話をさせていただいた。Cimg0080

「もう15年程ブドウを育てている。

皆さんと同年輩の樹が並んでいて、今一斉に芽を出し始めている。

ブドウ栽培の面白さは、その多様性にある。Cimg0082

アダムとイブ以来の古くからの果物だから、何千種類もの品種がある。

ブドウの実にも、黒・紫・赤・ピンク・黄緑と色々あって、

形の大小は勿論、ひょろ長いのも丸いのもある。Cimg0084

ワイン用なども含めて、その中味は千差万別だ。

例えばデラウエアのように小粒でも思いっきり甘けりゃ珍重される。

大きな粒なら大きさで勝負する。

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ほどほどのブドウだって、病気に強いとか何処かに取り柄がありゃ生き残るんだ。」

まだまだ若い彼らに、何ほど伝わったかは分からない。

だが彼らは今、限りなく青い空に向かって飛び立つのだ。Cimg0085

未来を信じて、自分の若い力を信じて飛び立つのだ。

是非こそ、自分磨きを続けてほしいと心から願っていた。

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コメント

卒業式おめでとうございます。
また兄貴らしい素敵な祝辞に成った様ですね。
卒業と言う巣立ちの日は、未来へ繋がる喜びと学び屋との別れの悲しみ、思い出を噛み締めながらも将来への期待と不安で胸も一杯。
未来への夢に向かう学生を葡萄の種類に例えたはとは、上手いです。
個性を生かせば活躍の場所は待ってます。
能力も個性も違う学生達が、自信を持ち今の困難な時代を切り開き生き抜いて貰いたいですね。

投稿: ひろ | 2013年3月18日 (月) 21時03分

今日は失礼しました。ご自分の体験に基づくお話ですから説得力があり、生徒たちの心に響いたと思います。私は小学校で祝辞を述べましたが、小学生に話をするのはなかなか大変です。

投稿: やま | 2013年3月18日 (月) 22時33分

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