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2013年3月 2日 (土)

やよ励めよ

春弥生は、卒業・巣立ちの季節である。

今日は、私の関係している高校の52回目の卒業式である。

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校内の様子も、何時とは随分違う緊張の雰囲気が漂ってる。

心していたとは言え、三年生にとってこの日が最後の登校になるのだ。

講堂には、胸にコサージュを付けた卒業生297名が勢揃いしていた。

父兄と在校生を合せれば千名余が集まっている。

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その千名余の皆さん一人一人には、様々な思いがあるだろう。

でも私は、卒業生のこれから歩みにメッセージを送りたかった。

それで、私のマラソン経験と人生について話をさせて頂いた。

「人生はマラソンと同じで、苦しいこともあるけど、面白いことも色々とある。

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精一杯、頑張って走れッ」とそう話しかけた。

私は還暦をとうに過ぎたけど、今でも山の中を月に300kは走っている。

あちこちのマラソン大会に行くし、最近じゃ100kを年間6大会走ってる。

ウルトラにゃ色んな大会があるけど、朝から晩まで走っている訳だから、

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天気の急変もあるし、一日中雨ってことも、熱暑の中を走ることもある。

スタートして暫くは快調に走れたとしても、40k、50k、60kと進むうちに

だんだんと体全体が重くなって、足腰も棒のようになってくる。

そうなると、弱気の虫と強気の虫が喧嘩を始めるんだ。

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「このままじゃ、まいっちまうぞ!  この冷たい雨ん中、何時まで走るんだ。

もお~止めよう。歩こう。」って弱気が言う。

そうすると「何言ってるんだ。ウルトラは人生と同じさ。これしきの寒さが何だ。

お前は、この程度で人生止めるのか・・」って別の自分が言うんだ。

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するとまた「何時まで強がり言ってるんだ。ホラッ、あいつだって止めたぞ。もう限界だろ。」

するとまた「イヤイヤ、歯を食いしばって前に出るんだ。俯くな。胸を張れ。」って・・・

その繰り返しがずぅっと続くんです。

それでもゴール近くなると、次第に元気が回復してくる。

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やがて夕闇の中に、ゴールの光が見えてくる。

そうすると、もうそれだけで、いろんな思いが一気に込み上げてきて、

目の前がすりガラスのようになってしまうんです。

そのゴールには、大勢の人達が迎えてくれていて、その中に仲間が待っていて・・

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「良く頑張ったッ」って・・・そのゴールに倒れ込むように飛び込むんですね。

走るってことは、何か人の為に特別役立つ訳じゃない。

だけどマラソンも人生も、目標に向かって努力して、

そうして、その目標を一つ一つクリアーして行くってことでは同じだと思う。

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ともあれ「継続は力」だ。

こつこつと努力を続けて、人生の目標に向かって

一歩一歩チャレンジしていかれることを祈念して祝辞としたい。

共に頑張ろう!! おめでとう!!  と、括った。

卒業生には、きっと何がしかが伝わった・・・彼らの顔がそう言っている様に感じた。

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コメント

素晴らしい祝辞の言葉ですね兄貴。
正にランニングは人生に似たりです。
前を、走る人を未来の自分だと思い負けないように走る。
後ろから走り寄る人を去年の自分だと思い抜かれ無いよう力走する。
そんな思いの時間は人生に置いて夢や目標を心に抱いて頑張る時に似てますね。
夢や目標に向かう時、困難に負けそうに成る時を乗り越えて走り続ける。すると、必ず笑顔が待ってますもんね。

学生の巣立ちの門出に良き記念に成ったことでしょう。
今日、よっぴーさんのお孫さんから、卒業したこと、これから仕事を頑張って祖母を安心させるんだとメールを貰いました。
心配していただけに嬉しいものです。

投稿: ひろ | 2013年3月 2日 (土) 21時26分

すばらしい祝辞でした。卒業生の胸に深く響くお言葉で強い印象を与えたものと思います。今日巣立って行った297人が将来大きく羽ばたくことを期待したいですね。

投稿: やま | 2013年3月 2日 (土) 22時46分

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