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2013年5月27日 (月)

自然と人為

郷土資料の展示室を覗いたら、文久年間(1861年)の地図があった。

良く見ると現在の地形とは随分と異なっている。

Dscf7372

たかだか150年の間に、随分と人為によって改変されたと言うことだ。

昔は小笠山などを源流に弁財天がと言う大きな川が流れ、

下流部には浅瀬が広がっていた。

その弁財天川を現在の太田川に合流させ、弁財天川の流域を干拓した。

Dscf7376

現在水田が広がる「旧浅羽町」だ。

浅羽とは浅い場所の意味だったのだろう。

もっと昔を辿れば、小笠山(標高264m)は大井川の作った三角州で、

およそ30万年前に北側が大きく隆起してできた丘陵だ。

Dscf7373

人間はその大自然の作った自然を少しずつ改変しながら、生活の領域を広げてきた。

実は今日は朝から自治会連合会の会合があって、

ゴミ問題やら防災、民生委員選任など様々な課題での議論をしてきた。

それ自体は、一つ一つはチマチマとした行為に過ぎないが、

Dscf7374

実はそんな小さな行為も連綿と積み上がって、やがて歴史になっていく。

同じ資料館に庚申の軸が飾られていた。

人間の体内には三尺の虫がいて寝ている時、干支の庚申の夜に体から抜け出し、

Dscf7375

天帝に告げ口に出掛けるのだと言う。

天帝は寿命を司っている神様で、その告げ口によって寿命を減らすのだと言う。

それで庚申の夜は、村で寝ずの祝宴を開く伝統が伝わる。

Dscf7371

少し余談になったが、私達の寿命とて、自然と人為が連綿と続いている中の、

一本の線の上の点に過ぎないのだろう。

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