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2013年7月28日 (日)

ランナーの気持ち

かつて一人で走っていた頃、自らの記録更新が励みだった。

懸命に練習距離を伸ばして、サプリなんかにも気を使って、

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自分の努力の成果を追い求めていた。

それが歳と共に、記録の低下を如何に食い止めるかに変っていった。

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やがて、走り続けることが必要なウルトラが中心になっていく。

そのウルトラだって、「もう止めよう」「否、ここで負けてたまるか」と葛藤の連続だ。

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このところ熱暑が続いていて、山を走っていても体が気怠い。

つい歩こうとする誘惑に駆られる。

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でも別の脳が「いやいや、ここを踏ん張れ」と命令を出す。

そしてその苦しさを乗り越えると、今度は淡々とした走りが続くんだ。

日頃のランであれレースであれ、確かに自分の「脳」との駆け引きなんだ。Dscf7618

よく「ランニングって、中毒になるんだよね」などと聞かれたりする。

もちろんランニングと縁のない人の言葉だが、全くの勘違いと言える。

中毒になれるんなら成りたいと思うんだが、そりゃ無理な相談だ。Dscf7441

何故なら人間は、何らかの意思がない限り、安きに流れるように出来ているからだ。

ランナーがお互いを思いやるのは、自分に挑戦しているその心を知っているからだ。

隠岐の島で「馬鹿、馬鹿・・・・」と呟いている若い女性と一緒になった。

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「どうしたの?」と聞くと、フルマラソンも走ったことがないのに

50kにエントリーしてしまったことを悔いていると言う。

25kまで走れたけど、もう歩くのも限界だと言う。Dscf7300_2

私は80k地点だったけど、「若さでしっかり歩きゃ、何とかゴールできるぞっ」って、

励まして先を急いだ。

彼女は、果たして大きな壁を乗り越えられたかどうか?Dscf7021

人は大抵、経験したことの無い事態に遭遇すると脳が拒否反応を起こすのだ。

何度も何度もそんなことを経験して、ウルトラの距離にも耐えられる脳になっていく。

とは言え、もう100レース近くウルトラを走ってきた私だって、ウルトラの完走は難しい。

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ランナーの共通の心は、前向きな気持ちでいるってことさ!!

だからどのレースでも、共に走る人達の顔が大好きさ。

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