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2013年8月23日 (金)

小鮒釣りし・・

私は、ここで生まれここで育った土着の人間である。

子供の頃は、箒草を浮かべて海老蟹を捕ったり、ドジョウを掘ったり・・、

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はたまた土管の裏のほうにゃウナギだっていたんだ。

鬼ごっこやカクレンボじゃ、村じゅうの屋敷が遊び場だった。

イチヂクやグミ、やんぞっ子やニッキなんてのは、そんな餓鬼共の共通の食べ物だった。

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原っぱだってあちこちにあって、そこでは草野球をやっていた。

兎こそ追いかけはしなかったが、まさに「ふるさと」だった。

しかし今では、家々は垣根でがっちりとガードされ、

農地も整然と整備されて寸分の「あそび」もなくなった。Dscf8342_2

それに、運動場はあっても子供たちは外で遊ばなくなった。

堀だってコンクリート三面張りで、ドジョっ子も鮒っ子も住めなくなった。

そして、誰がどの家の子供かすらも分からなくなった。

個人主義を含め、すべからく経済合理性ってヤツを追求してきた結果だ。Dscf8343

それで生まれ故郷ではあっても、「ふるさと」の存在感はぐっと減ってしまったようだ。

「ふるさとを捨てて便利さと豊かさを得た」ってところかな。

ふるさとを失った人々は、帰るべき川を無くした鮭の様なもので彷徨う他ない・・。

仮に遠くに在りて思う古里であったとしても、ふるさとは大切なものだ。Dscf8344

ふるとさのアイデンティティーが必要だって、今頃になって気づき始めている。

〔よさこい祭りなど〕新しいお祭りやユルキャラを育てるのもそれだろう。

町の小さなバザーや盆踊りだって、子供の心を和ませるだろう。

今、中学生の思春期の心の動揺を心配されている。

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青少年の健全育成とふるさとのありようは大きく関っているのだ。

我が町のユルキャラ、しっぺい君を眺めながらそんなことを思っている。

失った「在りが欲しき ふるさと」はもう二度と再現できないだろう。

でも、新しい古里は皆の力で育てなきゃいかん。

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コメント

 私から見ても故郷の地域の様子は懐かしいです。
 どこの子供か分からなくても何と無く親に似ておりどこの息子だと分かってしまう。
 それが私が経験した故郷でもありますね。

 今日も夕食時に妻と話したのですが、隣の家の若嫁さんの名前やそのまたと成りの後とりの子供の名前が分からないと妻が言う。
 私は、スマホのLINEの情報で隣の若嫁さんの名前を知っていた。
 妻を驚く、LINEってそんな事まで・・???

個人情報の露洩と嘆くか?便利と思うか?
以前自治会長が嘆いていたが、家族構成を明らかにしない家がると言う。
 確かに個人情報が、露洩し悪用されかねない。
 小中学校でもクラスの同級生の家の電話番号は、公表しない。ややこしい・・。

 話は、変わるけど、昨日中国の友達に久しぶりのメールをしました。
 一昨年まで、大分県で中国語の先生をしていたのですが、北京に帰って居ると思いきやまだ、日本で教鞭をとっていた。
 それでも今は、夏休みで北京に帰国はしていた。
 32年前に遼寧省大連市で知り合いそれからの付き合い、旦那さんは、京都大学の学生ても有ったので、旦那さんにも京都で会っている。
 頻繁に連絡を取り合う訳でもないけど。
同年代の若き頃があり、国を隔てて居ても青春時代の楽しいひと時の思い出がお互いにある。

 経済活動追及は、資本主義にしても共産主義にしても見苦しい一面がある。
 マルクスが唱えたユートピア主義は、共産主義と言う名の理想郷に過ぎなかった。
 マルクスは、言うなれば、正善主義者の優しい新聞記者に過ぎなかったのではないか?
金持ちや権力者(王族)達の権利に立ち向かったのであろう。
 立派な人だと思うけど、出来あがったどの国の共産主義も同じ道をたどった。
中国共産党も貧乏農民が作り上げた特権主義の成りあがり国家と成ってしまった。
 自国民の虐殺もして来た。二十年前の第二次天安門を見たら分かる。

 中国を捨てて帰化し祖国を悪く言う中国人もいる。
 それでも祖国を愛しながら祖国を憂う中国人の友達がいる。

 日本の古き故郷には、貧乏と言う共通の話題や共通な生活があり助け合わなければ生きられない時代でも有った。
 家族を憂い・地域を憂い・祖国を憂う時、地域国家が違えども共通の話題や相互理解の努力が発生する時、主義など愚かな一面もあると気付く。

 憂う、話し合う時間って・・・相互理解・努力は、大切と思う。

投稿: ひろ | 2013年8月23日 (金) 20時20分

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