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2013年9月14日 (土)

まだふみも見ぬ

丹後に来ている。

その宮津に日本三景の一つ、天の橋立がある。

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宮津湾に突き出て阿蘇海とを区切る細長い洲が橋立だ。

長さ3.7k、幅は10m弱の洲で、青い松が龍のように続いている。

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その洲の繋がる岬には智恩寺の文殊堂が偉容を誇っている。

山門の内には多宝塔やら鐘楼、方丈に庫裏、無相堂などが続いていて、

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いずれも堂々たるものだが、多宝塔は室町時代に作られている。

そして忘れてはならないのが文殊堂で文殊の知恵とはここから出ている。

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実は天の橋立は、天照大神が天空と行き来した梯子だと伝わる。

洲の向かい側に猿田彦神社などがあって、伊勢神宮の兄貴分に当たるのだとか。

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ともあれ天橋立を眺めて、丹後100kマラソンのスタート地点網野に向かう。

定宿にしている民宿「茂座衛門」では、七夕のようにここでしか一緒にならない仲間が集う。

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四方山話に花が咲き、お互いに明日の健闘を誓うのだ。

さてこそ、明日は雨になりそうである。

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どういう展開になるのか、今は誰も分からない。

ひたすら、自分の最善を尽くすのみだ。

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「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立」〔小式部内侍〕

京の都から宮津は遠い。

それに途中あの酒てん童子伝説のある大江山を抜けなければならない。

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丹後の守に嫁いだ母和泉式部からの「文」(助力)も見てないし、

橋立の地に「踏み」入ったことすらも無いと、

都の歌合せに臨んで娘の小式部が強調している歌である。

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天の橋立はかくも遠い。

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