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2013年9月 8日 (日)

東京には、過去や昔、そして以前すらも無くなったと言われる。

ほんのつい最近まで、巨大スーパーやコンビニなんてのも無かったから、

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物流の多くを人手が担っていた。

そんな物売りの「金魚ォー、金魚ッ」とか「竹やァー、竿竹」などの声、

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更には「トオフー・トオフー」のラッパの音や風鈴売りの音なんかが下町の風情だった。

かつての小説の多くが、そんな下町の情緒を舞台にして描かれていた。

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若い人達が近世の文学に馴染めないのは、古き良き庶民の生活を知らないからだろう。

さてもその世界最先端の都市東京に、半世紀ぶりにオリンピックがやってくる。

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あの南春夫の歌ったオリンピックの頃には、まだ江戸の音と情緒が残っていた。

あのオリンピックから半世紀、東京もこの国も激変したのである。

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物売りの音は、橋を渡る列車の轟音、救急車や街宣車の金属音に変った。

何とも殺風景な都市に変ってしまったのだが・・・・・、

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湯島天神や上野界隈には、まだまだ町に庶民の息遣いが残っている。

今度のオリンピックを契機に、情緒ある未来都市に是非とも変って欲しいと思っている。

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ともあれ今年の天候は、極端にダックラで干天と豪雨が際立っている。

コンクリートで固められた都市では、雨が降れば一気に水が溢れるが、

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東京の地下には大きな空洞が設けてあって、人の呼吸の様に水を吐き出している。

これも一つの未来へのヒントなんだろうか。

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話は飛ぶが、私の走っている小笠山は大きな水甕である。

30万年程前、大井川の三角州が隆起して、標高264mの山になった。

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当然ながら山は川の礫で出来ているから、降った水は速やかに地下に貯まる。

それが麓からコンコンと湧き出すのだが、正に地下ダムである。

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その小笠山がこの2か月、晴天続きでカラカラに乾燥していた。

樹木も草も息絶え絶えでやっと生きている感じだった。

それが昨日今日と久方ぶりの雨に恵まれたのだ。

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私もこの山で、随分久方ぶりに沢水の音を聞いた。

やはり、川には水音が相応しい。

これで山の小動物たちもホッとしているのではないか。

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