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2013年9月30日 (月)

風姿の分目

過ごし易い季節になって、あちこちで○×まつりや大会が開かれている。

昨日は私の町でも「コミニティ文化まつり」が開かれた。

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地域で文化活動をしているグループの発表会と言ってもよい。

合唱や踊り、太鼓や三味線、二胡や吟詠、体操や吹奏楽、はたまた絵画や手芸etcだ。

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文化活動には違いないが、それ自体が生き甲斐やコミニティに繋がっている。

ローカルな人の輪をつなぐ媒体なんだ。

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文化とは、それが日常化して初めて文化たり得るもので、プロはその頂点に過ぎない。

ともあれ、昨日の文化まつりで感動した演目が三つあった。

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一つは、子供グループの組曲合唱で、「どうせ地球なんて・・」と、

私達の環境汚染と価値観について歌で訴えかけていた。

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歌に感じ易い私は、すっかり歌の力に魅了されてしまった。

二つ目の演目は、詩吟「書懐」を舞った若い女性の剣舞である。

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動きに一分の無駄も無く、力強いその動きを息を呑んで見詰めていた。

プロもこれ程の舞は出来なかろう、と思うほどの圧巻だったんだから。

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三つ目は、中学生の吹奏楽「風姿花伝」である。

風姿花伝は世阿弥の秘伝書だが、あの「秘すれば花なり」で知られる。

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正しくは、「秘すれば花、秘せねば花なるべからずとなり、この分目〔わけめ〕を知ること、

肝要の花なり」とあるのだが、なんとも難しい人生訓になっている。

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風姿とは風体〔ふうてい〕のことであり、こいつは歳によっても色々と変わっていく。

要するに、若い頃はひたすら先達を真似て精進し、

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やがて何時かは花〔人々の望み〕を知り、それに応えよということだろうか。

ともあれ、そのやや難しい吹奏楽を聴きながら、風姿花伝を思ったのである。

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何をって・・・・それは、人生ってのは「分け目」を見極めることかなってことさ。

歳と共に人それぞれの風体になっていくけれど、

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それは秘め〔蓄積し〕た中身の反映であって、一朝にして変えることは出来ない。

文化活動だって、まさに蓄積であって、人生の表現の一部なんだ。

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さすれば、私の蓄積してきたものは??ってね。

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