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2013年10月 7日 (月)

知足安分

庭の金木犀が咲き始めている。

だが何故か、あの独特の香りが少ないのは気のせいだろうか・・。

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人は誰だって精一杯生きている・・・と思っている。

勿論私もその一人だが、その懸命は幾つかの条件下で、

制約のある、越えられない枠の中でのことだ。

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つまり人生というものも、その置かれた環境の中で育まれる。

どんな時代に何処で生まれ、どんな環境下で育ち、どんな人と巡りあったかが、

それが自分の人生の前提条件なんだろう。

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私も戦後の混乱期に生まれ、経済成長と共に生きられたから今日がある。

これが戦前に生まれていたら、農家の長男として間違いなく農業者として生きたろう。

いやいや、中学の頃までは親父のあとを継ぐものだと考えていた。

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当然ながら交際の範囲も限られたろうし、まったく違った一生を送った筈だ。

それが大学進学と言う時代の風が吹き始めて、大学ぐらいは・・・となる。

その学生時代に、例の「減反政策」が始まるのだ。

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選択的拡大を目指してきたはずの農業が押並べて生産過剰を迎えたのだ。

一方経済は猛烈な勢いで走り始め、人手は幾らあっても足りない時代に突入。

俄然私も、そんな時代の風に流されて世の中に出た訳だ。

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勤め人の世界なんて何も知らず、お手本すら近回りには無かった。

ともあれ、無垢のまま身一つで組織の中に身を投じたと言える。

色々とあったけど、結果的にはその組織に育てられたといって良い。

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人生には選択は幾つもあるけれど、可能な限り精一杯走って来たと思っている。

そしてシニアの仲間入りをし、今度は無理なく出来ることをやれば良くなった。

一昨日、数年内に「サハラ砂漠250kに挑戦しよう」と誘いがあった。

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そうなんだ、あれもこれも、あそこにも・・・・遣りたいことは幾らでもある。

出来る環境がある限り、挑戦を続けよう。

しかしそろそろ、知足安分〔足るを知り 己が分に安んじる〕ことも必要なんだな。

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コメント

知足安分と資本主義とは、相反するものですかね。
学生の頃に、共産主義の思想に憧れて父と話した事がありました。
良いとこ取りの中道思想などにも耳を向けました。
資本主義を習う際、社会経済を構成する資本者と労働者と経営者がありますが、元来職人で、経営者の息子の私には、労働者としての思いと経営者の考えが、いつも頭の中で複雑に混乱させました。
 当時、資本主義も完璧なものでは、無いと思いました。
未だにそうです。
企業思想とは、利益の増大にあります。薄利に成っている現在は、労働者の環境は悪化していると感じます。
 利益を上げている大きな会社でも企業のブラック化が進んでいるようです。
教育現場では、モンスターペアレントと一頃言われましたが、大企業の管理職でも現れて居るようです。モンスター社員です。
経営者セミナー本では、『かつて成功した経営者は、社員の為、社員の家族の為に、社会の為に努力して来た・・。と言いますが、今そんな考えの経営者は、成功しません。』と書かれています。恐ろしい時代です。
自らの人生を考えるとき、知足安分とは、独りでする労使間の話し合いの様なものですかね。
守りに入っちゃうと大きな進歩も無いですが、人生楽しくなくちゃ~ね。
頂点を取ろうとして極めてしまうと心焼きついてしまうアスリートの様に成らないためには、細く長くが、良いのでしょうかね。
先日、トレランで知り合った年配男性から届いた手紙にもそんな言葉とアドバイスがありましたね。

投稿: ひろ | 2013年10月 8日 (火) 06時43分

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