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2013年12月11日 (水)

勇気凛々?

私達の走った京都東山の麓に、坂本竜馬と中岡慎太郎の像がある。

その竜馬は明治維新の数ヶ月前、刺客の手にかかって32歳の生涯を終えている。

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「死なぞ恐れて、何が出来る!」と幕末を疾駆し、この国の未来を描いた男だ。

やや生き方は違うが、自己に忠実に生き通した男が吉田松陰だ。

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二度目に来航した黒船で密航しようとして捕らえられ、29歳で刑死している。

彼も「死が惜しければ三十の死も惜しし、百になりても是で足りたということなし。

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何事かをやって死なねば成仏は出来ぬ」と言っている。

そしてその言葉通り、間違いなく後の世を大きく変えたのだ。

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この二人に止まらず、勇気凛々と生死を越えて動き回った若者たちによって、

明治と言うこの国の近世が誕生した。

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京都は、その時代を動かす主舞台であった。

そして彼らを突き動かした原動力は、海外からの脅威「攘夷」だった。

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ともあれ平成の今日、高齢化だの不況だのと言うけれど、

飢え死にするなんてことは無いんだから、私達は良い時代を生きている。

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お陰で私などは、成すべきことも判らないまま後生大事に生きてきたから、

松陰先生のような成仏など、とてものこと夢のまた夢と言うことになる。

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しかしそれはそれ、不通の庶民の生き様はそんなものだろう。

日々の暮らしの喜怒哀楽のままに時を過ごす方が幸せだろう。

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勇気凛々どころかビクビクと小心のままに馬齢を重ね、

ふと気づけば刻一刻と古希に近づいている。

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時代が違うとは言え、人生とは何かと改めて思う昨今である。

否むしろ、150年前に生まれなかったことを感謝すべきだろうか。

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