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2013年12月 2日 (月)

時は容赦なく

急に冷たい風が吹いてきて、もはや昨日から師走である。

毎朝子供達を見送りながらも、くっきりと冬化粧の富士山が見えるようになった。

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「あの富士山に今年は2度登った。」などと考えながら、

何時の間にか11ヶ月を費消してしまったことに気づく。

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さてこそ、なんと月日の流れの速いことかと驚く。

その月日を惜しむように未だ紅葉が残っていると聞いて、

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遠江国一宮小国神社に出向いてみた。

大抵の人の考えることは似たようなもので、神社への明神通りはかなりの渋滞である。

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しかし、渋滞に耐えた甲斐はあった。

予想に違わず神社の脇を流れるせせらぎに沿って、鮮やかな紅葉の並木が続いていた。

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しかも杉の大木の下に続く並木だから、木漏れ日の濃淡があって。

色合いの変化も艶やかで京都の疎水を歩くような風情を感じる。

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瞬く間に過ぎ去った様にも思えるこの11ヶ月は、モミジ葉の一生と重なる。

芽を膨らませ新緑からあの暑い夏を過ごし、見事に色づいてハラハラと散りゆく。

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モミジの下を歩きながら「はて、私の今年は・・・」などと考えてみても詮なしである。

どだい、過去を振り返るのは容易いとしても、これからを予測するのは至難だからね。

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長恨歌伝の一節に「時移事去、楽尽悲来〔時は移り事は去り、

楽しみ尽きて悲しみ来たる〕」とある。

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人は、洋々たる時の流れに孤舟を浮かべ、時に棹さしつつも流れ下るだけなのだ。

真っ赤な紅葉の葉が、ゆらゆらと疎水を流れ下っていく。

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今年も残すところ僅かだ。

予測は難しくとも、そろそろ来年のことを考えようかと思う。

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