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2013年12月19日 (木)

所以終日酔

忘年会続きで、正に毎日のように酒に心酔う年末である。

人類と酒の付き合いは随分古いらしいが、人は何故酒を飲むのだろうか。

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酒自体決して美味しいものではない〔?〕のに、毎日のように飲酒してしまう。

多分、酔いが欲しくて飲むんだろうな。

酒に弱かった私も、何時の頃からか飲むようになって幾分強くなった。

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ほんの少し酔えば、昼間の憂さなども霞んで、大したことではないと思うようになる。

困っていた事だって、まあ何とかなるさって、気持ちも膨らんでくる。

それに親しい仲間と飲めば、余計に愉快な気分になれるだろう。

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ともあれ、気が大きくなった弾みの失言で、現役時代には何度も苦い思いをした。

家に帰って、酔い覚めながら一晩中苦悶したことだって有る。

あろうことか、新任のトップに若輩が諌言したりしてね。

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しかしまあ、気分良く眠れたり、人と仲良くなったり、人の意外な面を知ったりと、

総じてお酒には助けてもらっているのだろう。

その私も、何時の頃からか晩酌を嗜むようになった。

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そして、酒は涙かため息か、悲喜こもごもの度にその酒量が次第に増えてきた。

それである時、晩酌の限度を自ら決めて、以降律儀にそれを守っている。

それでも適度な陶酔を得られるのだから、酒は素晴らしい人生の友だ。

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古来酒を詠った詩人は多いが、中でも李白が秀逸だろう。

 処世若大夢〔処世 大いなる夢の如し〕

 胡為労其生〔何の為に その生を労するか〕

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 所以終日酔〔ゆえに 終日酔おう〕

 頽然臥前盈〔頽然として 盈の前に臥す〕・・・ 中略

 感之欲嘆息〔之に感じて 嘆息せんと欲し〕

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 対酒還自傾〔酒に対して また自らを傾く〕

所詮は残り少ない人生であろう。

ならば酒も適度に、人生を多いに生き抜くべし。

望むらくは、貴重な人生の時を酒と共に味わおうと思う今日この頃である。

 

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コメント

お酒っていい物ですね。
人生の友ですか?

 私も実に若い頃、苦い経験が有ります。誰にも迷惑は掛けては居ませんが、愚痴を言って騒いでしまったのが、酔いざめて自分の心を傷めました。

 お酒は、怖い飲み物だと思いました。
般若湯等と仏教で言いますよね。
 その後父に晩酌を勧められました。
心のテンションを夜に少し緩めなさいと言うものでした。

 私のお酒の飲み方は、
決して愚痴を零しません。
終始楽しい話題を探し話します。
音楽を楽しみます。
皆と作る楽しい時間にします。

等々、父母の姿と同じなんです。
今一度父と呑みたいです。

それは、無理なので、
早く息子達と呑みたいです。

投稿: ひろ | 2013年12月20日 (金) 08時27分

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