キムチの頃
毎年今頃からキムチを作るために、大量の白菜を育てている。
ところが今年は、寒さが速くやってきたためか成長が思わしくない。
止む無く、他から白菜を調達したのである。
今日は材料を揃えて浅漬けする所までだが、明日は本漬けする。
ともあれ、この冬は野菜異変とも言える様な高騰をしている。
葉物がみんな高くって、今日もセロリーを買おうとしたら何と葉一本245円で伸ばした手を縮めた。
同様にキャベツもホウレンソウもレタスも品物が極端に少ないらしい。
調子に乗って、明朝は虎の子のレタスを出荷しようと思っている。
キャベツは中国からの輸入量が史上最大とかで、PM2.5の国からの輸入である。
又、何か問題でも起こらなきゃ良いんだけどね~。
数年前、農産物の自給率を巡ってバカバカしい騒ぎがあった。
エネルギーベース自給率41%は、農水省の為にする嘘の数字だと言うものだ。
TPPを強引に進めようと言う欺瞞政治の代物だった。
どの程度国内で生産できているかなんて、スーパーを一回りすりゃ分かる。
散々農業と農村を破壊しておいて、やれ野菜の高騰が問題だと騒ぐ。
ことほど左様に消費者は勝手なものである。
そんな勝手な消費者になるまいと、様々な野菜を自給し余りを売ることにしている。
しかし相手は気候、成長は思うに任せないのである。
やっとのこと大きく育ったレタス、200玉×150円で3万円なるかも。
もっとも手数料や諸経費を差し引くと赤字だけど、それでも金が入るのだ。
現実を噛締めつつ、作物が育つのを楽しんでいる。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント