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2014年1月13日 (月)

キビの島にて

昨日の気温は23度、露出していた足が真っ赤に日焼けしている。

動く度にあちこちの筋肉が引きつって、ギィギィと身体不自由が続いている。

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昨日の激闘が終わっても、全体の疲労感と精神の興奮が続いているのだ。

宮古島全体の半分ほどは、サトウキビの畑だろうか。

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時たまカボチャの花やニラの畑を見かける程度で、

ガジュマルや椰子の並木が続き、ブーゲンビリアの花が咲いている。

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サトウキビは収穫期を迎えていて、走路にも里坊がトラックから零れ落ちていたりする。

ともあれ、100kレースでの思いを書こうとしている。

温かな気温もあってかなりゆっくりとしたペースでスタートした。Dscf0025

辺りが明るくなる頃、K藤さんに追付かれたこともあって、

自分のペースがかなり遅いことに気付いた。

しかしペースを上げようとしても、疲労が嵩んで一向に上がらない。Dscf9969

一昨年は最初から飛ばして50kで5時間05分だったが、後半ひどい目にあった。

それで今回、50Kを6時間丁度で通過したのである。

前半の余力を後半に活かす作戦だったが、気温は初夏並に上がって、Dscf9999

水分補給を幾ら摂っても直ぐに喉がカラカラになってしまうんだ。

50K過ぎまでは、自分への挑戦と言う意味で、気持ちは前向きだった。

それが仲間が次々と後方に去り、疲労がピークに達した60k過ぎから大きく変わりだす。Dscf9998

「順位何て、もうどうでも良いんじゃないか。」「歩きたい。」「歩こう。」・・・・

「野辺山の登り70Kは歩くだろう。だからさぁ・・」と誘惑が続く。

要するに、次第に考える力が減衰していくんだ。Dscf9986

とうとう10k近くを歩いてしまったか訳だが、体が辛いのはみんな同じなんだ。

自分だけが苦しい訳じゃない。

それを克服していくのが、自分との戦いなんだ。

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そう分かってはいても、50Kから先の東海岸を東平安名崎に向う30kは心が折れる。

サトウキビの畑に沿ったほぼ直線の道が30Kも、果てしなく続くんだ。

100Kたって、たかだか十数万回足を動かすだけなのに、これがとても大変になる。

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途中、憔悴したランナーが点々と座り込んでいる。

「俺だけが、辛いんじゃないんだ。」・・・とは言え、辛いものは辛い。

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とは言え、100Kなんて途方もない距離を何で走っているんだろうか。

ライバルに負けたくないからか?

否そうじゃなく、自分との戦いなんだ。

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その為に、日常のもろもろを振り切ってこのキビの島に来ている。

それで完走せずに何とするのか!!!

「何が何でも、時間内にゴールまで辿り着くんだ。」ひたすらそう言い聞かせていた。

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赤い絨毯を踏んでゴールした瞬間、今日のすべてが終わった。

自分への責任を果たし終えたからだ。

ジャミセンを奏でる加々美さんの笑顔に癒された。

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コメント

山草人さん、こんにちは

暑い中の完走おめでとうございます

そうなんですよね誰の為でもなく自分の為。
体力も必要ですが後半は気力だと思います。
何がなんでも完走するんだという気持ち。

達成感に浸りながらゆっくり身体を
休めて下さいネ

投稿: とも | 2014年1月14日 (火) 12時46分

ともちゃん、何時も楽しそうに走っているあなたに、凄い元気をもらっています。

 その笑顔の裏の「気力」なんだよね。

 人は、色んなしがらみを背負って生きているんだけど、そいつを生き抜いていくのも気力だよね。
 途中で、「もう、いいさ」って諦めたらそれまでだ。最後の最後まで、力の限りに生きようってのが、ランナーの共通の思いかな。
 有難う。
               山草人

投稿: 山草人 | 2014年1月14日 (火) 18時43分

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