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2014年1月 3日 (金)

郷土消防

随分と穏やかな年末年始に恵まれた。

みんな等しく、穏やかに過ごすことのできる一年であって欲しいものだ。

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南海トラフや台風・水害と心配すれば切りないが、

殊の外災害の無い一年であって欲しい。

今日はその最前線に立つ自衛消防の初出式に臨んだ。

式典はラッパ隊の演奏に合わせて粛々と進んで行く。

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規律と厳粛さの中でこの大きな組織が維持されている。

しかし、自衛消防も一昔前とは様変わりしつつある。

かつては、その地域に住む若者が消防団員で、それで十分足りていた。

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しかし今や、団員は押し並べてサラリーマンである。

昼間サイレンが鳴っても、数人しか集まらない分団が増えている。

実は、6名以上の団員が集まらないと消防車は出動できない。

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それでとうとう、分団の再編成を余儀なくされるようになって、

地区ごとの分団を廃して、数か所に招集して人数に応じて出動する体制にするのだ。

止むを得ないとはいえ、コミュニティーの基礎であった地区消防は様変わりする。

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思えばバラバラになった地域社会を辛うじて結び付けていたのは、

この消防団組織じゃなかったか。

同じ地域に育ったとは言え、今じゃ顔を合すこととて稀になった。

それが消防の集まりがあって、やっとのこと繋がっていたんだ。

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人と人が仲良くなるのには、やはり共通の基盤が必要だ。

それは職場であったり、同好の会であったりするのだが、

中でも消防団は地域を基礎に共通の意識で結ばれている。

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今、女性消防団員を増やそうとする動きが出てきている。

在宅の可能性とも併せ、消防団の魅力づくりにもつながる。

とは言え、トイレなど受け入れのインフラはまだまだ未整備だ。

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分団の再編成と併せ、新しい時代の消防組織づくりを急ぐ必要があるだろう。

「今時、軍隊調で命令されるのなんてまっぴら・・」なんて声もあるが、

そうした規律が地域社会を辛うじて支えているような気がする。

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コメント

22年前に、専業農家ばかりの農村に引っ越した。
もともと田舎育ちですが、ここは更に古い風習やしきたりが、存在します。
道役の際に、隣の方が、こう話してくれました。
『町内の土地は、皆の財産と考え、町内皆で管理します。』と。
私も父親から、土地を譲って貰う際に、『自分の物だと思わずに、町内の方々から、借りていると思い使いなさい、そうしたら近所付き合いは、上手く行くよ。』と教えられて居ましたので、直ぐに理解出来ました。
普段は、話す事もないご近所ですが、道役や神社のお役に葬式には、人一倍働き、自分の居場所作りをして来ました。
今では、とても頼りにされてる。

今から思えば、消防にも入って置けば良かったですが、PTAや健全育成会を通して、8町の方々とも知り合いが、出来ました。
これから先も子供を、育ててくれた校区への恩返しが、楽しく出来ると良いですね。

投稿: ひろ | 2014年1月 3日 (金) 23時29分

 子供の頃、夜警ってのが未だ残っていてね。冬の夜は毎晩村の若い衆が消防小屋に詰めて、「火のよ~ぅじん」って回ったりしていた…・
 夜警に詰めているその親父に、差し入れをしに行ったことがあって、その小屋の中の熱気に圧倒されたのを覚えている。

 村は、こうやって守られてるんだって、子供心に思ったな~。ほんの少し昔まで、村の事はみんな村でやっていたんだ。

 今は消防署や葬儀屋が出来たりして、分業の時代になった分、人のつながりは希薄になった。それで良いって言やぁ、それで良いんだろうけど、
人間の幸せって、皆で苦労することかもしれないよね。
               山草人

投稿: 山草人 | 2014年1月 4日 (土) 17時44分

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