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2014年1月24日 (金)

及時当勉励

陶淵明の句だが、「出来る時に大いに楽しめ」と読める。

 及時当勉励 〔時に及んでまさに勉励すべし〕

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 歳月不待人 〔歳月は人を待たず〕と続く。

私は親父が戦地から九死に一生を得て帰還して生まれた団塊の世代に属する。

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戦後の経済成長のお陰で就職難も無くって、良い時代を生きてきたとも言われる。

しかし数が多すぎて、私なぞ幼稚園にも入れてもらえなかったし、

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学校は寿司詰教室で、高校大学は正に他人を押しのける激烈な競争だった。

それに子供の頃は、食べるものも着るものも無かったな。

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団塊の先頭の私の同級生には独身を通した女性が多いし、年下の配偶者が多い。

団塊の世代より年上の男は半分もいなかったからだ。

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親達は濃厚に家父長制をはじめとした儒教の世界にいたが、

私達は初めてのジーパンを履くスニーカー世代になった。

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価値観の大きな変わり目の中を生きてきたのだ。

数が多いと言うことは因果なもので、職場でだって最後までポスト争いが続いたんだ。

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そんなこともあって、団塊の世代には押しなべて同年代の心許せる友人が少ない。

その団塊の世代が大方退職し、残された膨大な人生の時間を持て余している。

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かと言って、これまでの利益追求的生き方から卒業できずに、

ボランティアに精を出そうという気配も無い。

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これからの時代、コンビニのレジなどパート的な仕事は引退世代が担えばよいと思う。

団塊の世代が、パート的な軽い仕事を担うのが当たり前になれば、

若い人達は人生を燃焼させる仕事へと移っていくのではないか。

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ともあれ、我々団塊の世代に残された時間はそれ程多くは無い。

だからこそ、何事にも一心に勉励するのだ。

 今年花落顔色改 〔今年 花落ちて 顔色改まり〕

 明年花開復誰在 〔明年 花開いて また誰か在る〕

 己見松柏摧為薪 〔すでに見る 松柏 くだかれて薪となるを〕

 更聞桑田変成海 〔更に聞く 桑田 変じて海となるを〕

 古人無復洛城東 〔古人 また洛城の東に無く〕

 今人還対落花風 〔今人 また対す 落花の風〕

 年年歳歳花相似 〔年々歳々 花 相似たり〕

 歳歳年年人不同 〔歳々年々 人 同じからず〕

 寄言全盛紅顔子 〔言を寄す 全盛の紅顔子〕

 応憐半死白頭翁 〔哀れむべし 半死の白頭翁を〕

今、この歳に及んで、何事にも勉励する他ないではないか。

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思えば、団塊の世代故に、我が心の小心の故にやり残したことが数多ある。

正に、歳月人を待たずなのだ。

 

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